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国内男子

プレーオフの末B.ジョーンズが戴冠! 遼は逆転ならず12位タイ

2011年5月1日(日)午後6:10

 国内男子ツアー第3戦、中日クラウンズは31日、名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位からスタートしたブレンダン・ジョーンズ(豪)が通算9アンダーで並んだI・J・ジャン(韓)とのプレーオフを制して優勝。国内ツアー通算では節目の10勝目を挙げた。6打差から逆転を狙った石川遼は通算3アンダーで12位タイに終わっている。

 前日の予報以上に激しく雨が降り注いだ最終日、ジョーンズはスコアを伸ばせず1バーディ、1ボギーのイーブンパーで前半を終えた。さらに後半の14番までも1バーディー、1ボギーでスコアは変わらず。そして、2位タイスタートのジャンの猛追にあい通算9アンダーで並ばれた状況で迎えた15番パー5、このホールが勝敗を分けるカギとなった。

 ジョーンズは15番のティーショットを林の中へ打ち込んでしまい首位陥落の危機に。しかし米ツアー参戦経験もある36歳のベテランは焦ることなく、2打目で無難にフェアウェイに戻しこのホールをパーでしのぐと、最終18番では約1メートルのパーパットを気持ちでねじ込み通算9アンダーでホールアウト。同スコアで並んだジャンとのプレイオフに持ち込み、その1ホール目でバーディを奪いあっさりと勝負を決めた。

 昨年の同大会最終日での世界最小スコア『58』の再現を期待された石川は、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70でホールアウト。降りしきる雨の中で序盤から調子が上がらず、12番では2度バンカーにつかまってダブルボギー。上位へプレッシャーをかけることもできず通算3アンダーの12位タイに終わった。それでも「激しい雨の中でしたが、ショットはすごく良くなってきた」と手ごたえを語り、次戦での雪辱を期している。

 その他では、通算8アンダーの3位タイに片山晋呉、河野晃一郎、朴星俊(韓)の3人が入り、池田勇太が通算7アンダーと1つスコアを伸ばして単独6位、単独4位スタートの薗田峻輔はスコアを伸ばせず通算6アンダー7位に終わった。

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