ウィンダム・クラーク（米）が全米オープンゴルフ選手権を制した。

　初日に「62」を記録したリッキー・ファウラー（米）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー（米）らと比べればクラークは有名ではなかったが、今回の優勝で知名度は上がったことだろう。

　4月のマスターズトーナメントは世界ランキングが100位台だったこともあり出場できなかったが、先月のウェルズファーゴチャンピオンシップでツアー初優勝を飾り覚醒。

　全米オープンゴルフ選手権の最終日もプレッシャーに負けることなく「絶対に俺なら勝てると思いながらプレーした」とウィニングパットを沈め、両手を天に向けて挙げた。

　全米オープンゴルフ選手権の最終日は基本的に父の日になるのだが、この優勝は父だけでなく亡き母にも捧げた。「母はずっとアグレッシブにプレーしなさいと言っていた。今日は天国から見ていると思う。ここにいたら泣きじゃくっているだろうな」と29歳はコメントした。

（写真：Getty Images）