レッスン
フォローでクラブが耳を通り過ぎるまでボールを見る 佐伯三貴
2023年7月6日(木)午後4:15
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アイアンショットがビシッと芯に当たるときもあるけど、ダフったり、トップしたりすることが多い。そんなふうにアベレージゴルファーの多くは、グリーンを狙うアイアンショットで苦しんでいるようです。
そういう悩みを抱えるゴルファーのショットを見ていていつも気になるのが、打つ前に頭が動いてしまう、いわゆるヘッドアップしているケースが多いことです(写真①)。
皆さんも一度、自分のショットを思い出しください。打ち終わったあと、すぐ目の前を転がるボールが見えることがありませんか? もしチョロったり、トップしたりしても、ちゃんとボールを見て打っていれば、ボールの行方をすぐには確認できないものです。
プロのスイング動画や連続写真を見ても、ほとんどの選手がインパクトからフォロースルーまでしっかりボールを見ていますよね(同②③)。あれが当たり前。みんな削り取ったターフを見てから頭を上げてボールを見ています。
芯に当たる、当たらないに関係なく、少なくともフォロースルーでクラブが自分の耳を追い越すまでは頭を下に向けておいたほうがいいでしょう。「ボールがどこに飛んだか不安になる」という人もいるでしょうが、すぐに見たからといって、そのボールが真っ直ぐ飛ぶことはないのですから。ボールの行方を追うのは、同伴競技者に任せましょう。
今回は、アイアンショットということで話をしましたが、ショートゲームでも同じことがいえます。アプローチで、少しでも頭の上がるのが早いとシャンクやダフリが出やすくなります。
また、パターでも、頭が動いた瞬間に手が前に出過ぎたり、右肩が下がったりして、微妙に打ち出しが狂います。
あまり口にはしませんが、プロたちも「ボールを見る」というのは常に意識していること。皆さんもこれだけは、しっかり守ってください。
(協力:千葉県・大栄カントリークラブ)
佐伯三貴(さえき・みき)
1984年9月22日、広島県生まれ。ジュニア時代から活躍し、東北福祉大に進学。在学中に出場した2006年度ファイナルQTで42位となり、TPD非会員登録制度を活用して2007年1月1日付プロツアー登録。その年のツアー4戦目のフジサンケイレディスにおいて、ツアー制度施行後史上最速(当時)で初優勝を飾った。2019年11月、ケガなどを理由に現役引退を表明。引退後は母校の東北福祉大学の後輩の育成に携わるなど、ゴルフ界の発展に力を尽くしている。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/6/30 発売号より転載)
そういう悩みを抱えるゴルファーのショットを見ていていつも気になるのが、打つ前に頭が動いてしまう、いわゆるヘッドアップしているケースが多いことです(写真①)。
写真①
皆さんも一度、自分のショットを思い出しください。打ち終わったあと、すぐ目の前を転がるボールが見えることがありませんか? もしチョロったり、トップしたりしても、ちゃんとボールを見て打っていれば、ボールの行方をすぐには確認できないものです。
プロのスイング動画や連続写真を見ても、ほとんどの選手がインパクトからフォロースルーまでしっかりボールを見ていますよね(同②③)。あれが当たり前。みんな削り取ったターフを見てから頭を上げてボールを見ています。
同②③
芯に当たる、当たらないに関係なく、少なくともフォロースルーでクラブが自分の耳を追い越すまでは頭を下に向けておいたほうがいいでしょう。「ボールがどこに飛んだか不安になる」という人もいるでしょうが、すぐに見たからといって、そのボールが真っ直ぐ飛ぶことはないのですから。ボールの行方を追うのは、同伴競技者に任せましょう。
今回は、アイアンショットということで話をしましたが、ショートゲームでも同じことがいえます。アプローチで、少しでも頭の上がるのが早いとシャンクやダフリが出やすくなります。
また、パターでも、頭が動いた瞬間に手が前に出過ぎたり、右肩が下がったりして、微妙に打ち出しが狂います。
あまり口にはしませんが、プロたちも「ボールを見る」というのは常に意識していること。皆さんもこれだけは、しっかり守ってください。
(協力:千葉県・大栄カントリークラブ)
佐伯三貴(さえき・みき)
1984年9月22日、広島県生まれ。ジュニア時代から活躍し、東北福祉大に進学。在学中に出場した2006年度ファイナルQTで42位となり、TPD非会員登録制度を活用して2007年1月1日付プロツアー登録。その年のツアー4戦目のフジサンケイレディスにおいて、ツアー制度施行後史上最速(当時)で初優勝を飾った。2019年11月、ケガなどを理由に現役引退を表明。引退後は母校の東北福祉大学の後輩の育成に携わるなど、ゴルフ界の発展に力を尽くしている。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/6/30 発売号より転載)
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