国内男子ツアーのThe Championship by LEXUSは5日、茨城県の大利根カントリークラブを舞台に開幕した。7バーディの猛攻を披露した丸山茂樹が、5アンダー66の好スコアをマーク。金亨成（韓）、金庚泰（韓）、ウェイン・パースキー（豪）の外国勢とともに第1ラウンドの首位を分け合った。

　賞金ランキング上位3名（池田勇太、石川遼、片山晋呉）がWGC-HSBCチャンピオンズに出場し、ややフィールドが薄い今大会。そんな中、爆発的スコアでトーナメントをリードしたのが、米ツアー3勝の実績を誇る丸山だった。インから出たこの日、11番から連続バーディを奪取して波に乗る。さらに3アンダーで折り返した後半では、上がり5ホールで3つスコアを伸ばした。

　今季から国内ツアーに本格復帰し、シーズン序盤は2試合で5位タイに食い込むなど好調をキープした丸山。だがUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズで予選落ちを喫すると、そこからはトップ10入りが1回とここまで苦戦が続いていた。それでも今大会では持ち味の正確無比なショットに加え、18ホールをわずか「22」に収めたパッティングが絶好調。1999年のブリヂストンオープン以来およそ10年ぶりのツアー優勝に向け、最高のスタートを切った。

　その他、昨季賞金ランキング2位の矢野東が1アンダー70で回り、ディフェンディング・チャンピオンのS・K・ホ（韓）、日本オープン覇者の小田龍一、宮本勝昌らと同じ21位タイ。今季3勝目を狙う藤田寛之はイーブンパー71で、前週優勝の鈴木亨と並び31位タイにつけている。