7日に行われた国内男子ツアーのThe Championship by LEXUS（茨城・大利根カントリークラブ）第3ラウンド。前日単独3位に後退した丸山茂樹だったが、この日は3アンダー68にスコアをまとめ、金庚泰（韓）と並びトップタイに返り咲いた。

　初日「66」でトップタイと飛びだした丸山は、2日目に「68」をマークするものの、他選手がスコアを伸ばしたため1打差の3位へ後退していた。しかし第3ラウンドは、持ち味の正確なショットを武器にバック9で猛チャージ。ハーフターン後の11、12番と2ホール連続でバーディパットをねじ込みスコアを伸ばすと、終盤の17番パー4でもバーディをマークし、4バーディ、1ボギーの68でトップ（タイ）の座タイを奪い返した。

　今大会に勝てば、1999年のブリヂストンオープン以来およそ10年ぶりの国内ツアー勝利となる丸山。今週は米ツアーで活躍していた全盛期を彷彿させる強いゴルフが戻ってきているだけに、節目のツアー10勝目を獲得する可能性は十分にありそうだ。明日は“丸ちゃんスマイル”が爆発するか、注目したい。

　その他、前日のトーナメントリーダー武藤俊憲が、ウェイン・パースキー（豪）と並び通算9アンダー3位タイ。通算6アンダー5位タイには今季未勝利の谷原秀人が続き、矢野東が通算3アンダー15位タイにつけている。