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国内男子

遼、今季初V逃す 小林がツアー初優勝!

2011年5月22日(日)午後6:37

 国内男子ツアーの新規大会、とおとうみ浜松オープンは22日、グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡)を舞台に最終ラウンドの競技を終了。ハイスコアで争われた最終日は、7アンダー65で回った小林正則と8アンダー64で回った石川遼が通算20アンダーで並びプレーオフへ突入。2ホール行われたプレーオフの末、小林が嬉しい国内ツアー初優勝を決めた。惜しくも敗れた石川は今季初優勝を逃したが、世界ランク50位以内に与えられる全米オープン(現地時間6月16?19日)への出場に希望を残している。

 雨の降る中行われた最終ラウンド。それでも多くの選手が軒並みスコアを伸ばすバーディ合戦となった。

 前半は、4打差6位でスタートした石川が、3番でバーディを奪うと4番では2日続けてイーグル奪取に成功。8番、9番でも連続バーディを奪い通算17アンダーまでスコアを伸ばした。一方、3打差2位タイスタートの小林も2番、3番、4番で連続バーディ、9番ではイーグルを奪うなど、5つスコアを伸ばして首位の座を石川に譲らず、勝負は後半へもつれ込んだ。

 後半に入っても両者勢いは衰えず、3つずつバーディを取りあった17番で仲良くボギー。この時点では小林が1打リードしていたが、石川は最終18番でバーディを奪い首位タイに。今季初優勝と全米オープン出場へ執念を見せた。

 そして突入したプレーオフの1ホール目では、石川、小林共に3オン2パットでパーセーブし、2ホール目へ。この2ホール目の2打目でバンカーに入れ、1メートルのバーディパットも外した石川に対し、安定したゴルフを見せた小林がしっかりバーディを奪って勝負を決めた。

 その他では、石川と同じく全米オープン出場を目指す現在世界ランク61位の池田勇太が、通算18アンダーで単独3位に入り全米オープン出場の望みを微かに残した。また先週39歳にして涙の国内ツアー初優勝を飾った河井博大が8バーディ、ノーボギーの8アンダー64をマーク。通算16アンダーとし前日の27位タイから6位タイまで順位を上げて大会を終えている。

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