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アプローチを成功させるために大事なこと 大本研太郎

2023年8月3日(木)午後1:17

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 今回は、アプローチのスキルを上げるためのレッスンをしましょう。

 スイングにおいては、右手の薬指&小指と胸椎をどうリンクさせるかが大事になってきます。

 多くのゴルファーは、グリップをするとき人差し指に力を入れてしまうのですが、人差し指と上半身の筋肉は繋がっているので、ここに力が入ると上半身が固まってしまいます(写真①②)。

写真①②

 一方、薬指、小指でクラブを持つと、みぞおちから上が柔らかく動かせるようになります(同③④)。これによって、振り子運動も滑らかになり、結果的には、振り子運動と胸椎との時間差が生まれ、クラブの特性がより生かせるようになります。

同③④

 次にイメージの仕方です。スイングでは打つ前に、“考える”左脳から、“イメージ脳である”右脳に切り替えることで、体がスムーズに動かせるという話をしました。なので、打つ前にボールやグリップを凝視するのは避けましょう。凝視するとそこに意識がいってショットのイメージが作れなくなるからです。

 できれば目を閉じたり、上を見ながら、クラブを持った手の感触とクラブの重さを感じ、薬指、小指と胸椎が連動する動きを映像化するといいでしょう。スタンスも、スクエアを強く意識するのではなく、気持ちよく構えてみてください。

 実際に打つときも、ショットの感触と音をイメージして、「この音や感触で打ちたい」というのを意識しながら打つ習慣を身に付けてください。

 最後にクラブの動かし方についてです。

 クラブというのは、基本的に開いたり閉じたりするもの。そしてスイングにおいては、その特性を生かすことが大事です。

 そもそもクラブはその特性を生かすためにソールとバンスが作られていて、インパクトゾーンで閉じると地面に刺さらないようになっています。だから、薬指中心のスイングでフェースをターンさせる。まずは素振りでその動きをマスターしてください。

大本研太郎(おおもと・けんたろう)
研修生、ミニツアーを経験後、ティーチングレッスンとしての活動を開始。2012年、パターレッスン専用スタジオ「パットラボ」を開設。スコアメイクに重要なショートゲーム改善の研究を進める。2018年、PGAティーチングプロアワードで最優秀賞受賞。技術だけではなく、豊富な知識と理論的データに基づくレッスンには、全国から生徒が通っており、高い信頼を得ている。「GPC恵比寿」主宰。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/7/28 発売号より転載)

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