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長谷川哲也、ティーショットのOBをなくしてスコアアップを目指そう

2023年8月31日(木)午後0:58

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 90台でスコアが停滞してしまって、なかなか伸びない。そんな人のためのレッスンです。

 まず、90台と70台の大きな違いは、大叩きがあるかないか。そして、その大叩きの原因は、たいていティーショットにあります。言い換えれば、ティーショットでのOBをなくすことができれば、スコアはかなり前進するということです。

 ではそれを実現するためにはどうすればいいか。90台のプレーヤーは、基本的に真っ直ぐ打とうとしますが、70台のプレーヤーは危険なサイドを消して打ちます。例えば右側がOBだったら右側を消すというように。

 ポイントは対角線方向に打つことです。右側が危ないと思ったら、ティーグランドの右側に立って左側を狙います(写真①)。左側が危ない場合はその逆(同②)。まずは、これを実践してください。

写真①

同②

 次の段階として、単純に対角線に真っ直ぐ打つのではなく、左側に立って右側を狙う場合はドローを、右側に立って左側を狙う場合はフェードを打っていきましょう。

 問題はその打ち方ですが、皆さんが思っているより簡単です。ドローを打つ場合は、ティーを少し高めにして、ややオープンに立ち、ボールを右からのぞき込むように構えましょう(同③)。そうすれば回転軸が少し右に傾くのでインサイドアウトの軌道になります。また、フォローではクラブを立てるように振っていきましょう。

同③

 一方、フェードを打つ場合は、ドローと逆。ティーを少し低めにして、クローズスタンスで構え、ボールを真上から見る(同④)。そうすると、軸が左に傾くのでアウトサイドインの軌道になってスライス回転がかかります。また、フォローでは左手の甲が上を向いた状態で左に振り抜いていくようにしましょう。

同④

 さらに付けくわえれば、ドローの場合はトゥ寄り。フェードの場合はヒール寄りで打つとギア効果でボールが曲がりやすくなります。これに関しては、ボールを置く位置だけで変えられるのでぜひ試してみてください。

長谷川哲也(はせがわ・てつや)
ツアープロコーチ。17歳よりゴルフを始め、5年間の研修期間後、デイビッド・レッドベターの「アスレチックスイング」に魅せられゴルフインストラクターになることを決意。その後、プロゴルファー深堀圭一郎のマネージャー兼キャディーを務めながら、2年間国内外のツアーを転戦し、トッププロの技術やマネジメント術を学んだ。現在でも数多くのスイングを徹底的に分析し、最先端のスイング理論を研究し続けている。USGTFティーチングプロ。TPI認定インストラクター。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/8/25 発売号より転載)

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