高山忠洋が、最高の思い出が残るサン・クロレラ クラシックで、連覇と今季2勝目に挑む。

　28日に北海道の小樽カントリー倶楽部で開幕する同大会に挑む高山は、昨年大会で5年ぶりに復活優勝。梢夫人をお姫様抱っこした写真が大会ポスターを飾っており、現地入りしてからは否が応でもその時のことが頭をよぎる。

　今年は開幕戦の東建ホームメイトカップでツアー4勝目。全英オープンにも出場するなど、再びトッププレーヤーとしての道を歩みだした高山。ゲンのいい夏の北海道で、更なる高みを目指したい。

　一方、先週の長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントでライバル、金庚泰（韓）に振り切られて2位に終わった石川遼も参戦。長かったウェーブヘアを思い切って刈り上げ、すっかり夏仕様となってのお目見えだ。「レゲエ＆ラッパー風」と自ら宣言した姿になって、夏の北海道で今季初優勝を狙う。

　今大会後はWGC-ブリヂストン招待（現地時間8月4?7日／オハイオ州、ファイアーストーンCC）、全米プロゴルフ選手権（現地時間8月11?14日／ジョージア州、アトランタ・アスレチックC）と、海外ビッグトーナメントが続くが、その前に勝って自信を取り戻そうと必死の戦いを決意している石川が、日本オープンゴルフ選手権の舞台になったこともある北の名門、小樽カントリー倶楽部でどんなプレーを見せてくれるのか。今季後半戦を占う意味でも注目だ。