29日に開幕するライダーカップは欧州選抜のホーム、イタリアのマルコ・シモーネゴルフ＆カントリークラブで行われる。地元のエドアルド・モリナーリは弟・フランチェスコらと副主将を務め、主将のルーク・ドナルド（英）と優勝を目指す。

　ライダーカップで重要なのはペアリングだが、特に初日と2日目のフォーサムが難しい。というのも一つのボールを交互に打つため、いつものボールを打てるわけではないのだ。

　例えば、ローリー・マキロイ（北アイルランド）とトミー・フリートウッド（英）はともにテーラーメイドのボールを使っているので相性は良さそうだが、キャロウェイのボールを使うジョン・ラーム（スペイン）との組み合わせはどうだろうか。同じメーカーのボールを使ったとしてもスピン系、ディスタンス系など種類が異なれば違和感を覚えるだろう。

　そのあたりをキャプテン、副キャプテンが決める必要がある。エドアルドは「データ分析が鍵。たくさんの情報がある」と自信を見せているが果たして。

（写真：Getty Images）