37歳の木下裕太が国内男子ツアーのバンテリン東海クラシック（愛知県／三好カントリー倶楽部 西コース）で5年ぶりのツアー2勝目を手にした。

―5年ぶりの優勝となった

　初優勝のときよりも達成感を感じました。満ちあふれてるというか、日本で1位、2位と言っても過言ではない選手（金谷拓実、星野陸也）と真っ向勝負で勝てたのは少し自信になりました。本当に楽しかったです。

―グッと来るものがあった

（優勝の瞬間）こみ上げてきたのはキャディの後輩が先に泣くなって分かっていたので、もらい泣き感がありました。

―優勝はまさかという感じだったか

　本当にまさかって感じです。もうファイナルQTのことを少し頭に入れていました。日本オープンの予選に一打足りず落ちたのですが、出れるんですかね？　ちょっと詳しく分からないですが、久々のJTカップにも出れるのでご褒美でしかないです。

―スタート前の気持ち

　不安やプレッシャーはありましたが、初優勝のときと同じ感じで、そんなに恐怖はなかったです。いつも上位にいると恐怖を感じますが、本当にワクワクして寝れない遠足前の小学生みたいな気持ちでした。キャディは「相手がすごすぎるから気が楽じゃないですか」と。完全に挑戦者の気持ちでプレーできました。

―初優勝時とは違う感覚か

　ほぼ同じです。展開的に初優勝の時も3人で争ってて、その誰が脱落していくかというゲームでした。今回は先に僕が脱落しそうでしたが（金谷、星野を見て）バーディを獲らないと終わりだなと。上手くハマってくれました。

―コースと相性が良い

　ショット、アイアン、アプローチもパターも全部が良くなります。一番はパター、特にミドルパッドが良かったです。グリーンが速くて綺麗なので読みやすいというか、この三好カントリーが本当に好きなんでしょうね。

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