17歳の高校生プロ石川遼が、プロ初のツアー制覇に意欲を燃やしている。

　30日から兵庫県のABCゴルフ倶楽部で行われる国内男子ツアーのマイナビABC選手権に参戦する石川は、すでに練習ラウンドを決行。1日4バーディを目標に大会に臨むが、実は石川にとって関西は“ゲン”のいい土地なのだ。

　1月のプロ転向後、苦しい戦いを続けていたが、8月に出場した関西オープン（滋賀・滋賀GC）でプロとして初優勝。ツアー競技ではなかったが、日本オープンの出場権を自力でつかみ、本戦で2位となる活躍を見せる源となったからだ。

　今季も大詰めに入り各選手とも疲労がたまる頃。しかし17歳の若者は7週連続出場も睡眠をとることでこれを克服し、元気いっぱいで大会に挑む。