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基本ができていればあとはクラブが仕事をしてくれる 芹澤信雄

2023年10月26日(木)午後2:55

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 改めていうまでもなく、ここ数年のクラブの進化にはめざましいものがあります。ミスをしても曲がらないし、大きく芯を外さなければ飛距離もそれなりに出ます。

 ご存じのように、クラブには使う人に合うモデル、合わないモデルがあるわけですが、それさえ間違えなければだいたい真っ直ぐ飛んでくれます。

 そういうクラブの進化を考えると、無理に飛ばしのテクニックを身に付けようとするのではなく、シンプルできれいなスイングプレーンを意識して振ったほうが確実に飛ぶようになっています。現に、今の若手選手のスイングを見ても、個性的なスイングをする人はほとんどおらず、みんな同じような、そしてきれいなスイングをしていると思いませんか?

 アマチュアゴルファーの皆さんも、若手選手のように、クラブの進化に自分のスイングを合わせるべきだと思います。

 具体的には、余計なことは一切しないで、プレーン上を、クラブを動かすだけでいいのです。



 そんなスイングを手に入れるためには、ハーフショットの練習をするのが一番です。振り幅が9~3時(いわゆるインパクトゾーン)の軌道が安定すれば、あとはクラブが仕事をしてくれるからです。

 また、スイングのポイントとしては、上体をあまり使わないことが大事です。アドレスで下半身7対上半身3になるぐらい、下半身をどっしり構える。下半身リードでスイングする。



 また、バックスイングは小さく、フォロースルーは大きくが鉄則です。アマチュアゴルファーの中には、バックスイングが大きくてヘッドをスクエアに戻せない人が多いので、バックスイング3に対して、フォロースルーが7くらいになるようなイメージで振ることをオススメします。

(取材協力:神奈川県・太平洋クラブ相模コース)

芹澤信雄(せりざわ・のぶお)
1959年11月10日、静岡県生まれ。スキーのための体力づくりで始めたキャディーのアルバイトからゴルファーに。レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝。1996年には当時国内メジャー大会だった「日本プロゴルフマッチプレー」を制した。近年は、宮本勝昌や藤田寛之などとともに「TEAM SERIZAWA」を結成し、互いに切磋琢磨しあうだけに留まらず、ジュニアレッスン会を始めとした様々なゴルフイベントを開催。ゴルフネットワークで放送中の「TEAM SERIZAWA」も好評。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/10/20 発売号より転載)

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