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フェアウェイバンカーからのショット 藤本麻子

2023年11月9日(木)午後2:42

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 アマチュアゴルファーの中には、ガードバンカー以上にフェアウェイバンカーを嫌っている人も多いようです。しかし、フェアウェイバンカーも、打ち方さえ間違えなければ、そんなに難しくないし、グリーンを狙うことも可能です。

 今回は、失敗しないためのポイントをいくつか紹介しましょう。

 フェアウェイバンカーで絶対に避けたいのは、ダフリです。フェアウェイや浅いラフなら、多少ダフってもボールは飛んでくれますが、フェアウェイバンカーでダフると、ヘッドが砂の抵抗に負けてスピードを失い、ほとんどボールは飛んでくれません。だから、ダフらないための打ち方をすることが重要になります。

 まず、クラブをいつもより短く持ちます(写真①)。短く持つことで、球の上側を打ちやすくなるからです。

写真①

 次にボールをいつもより半個分、右足寄りに置きます(同②)。これも短く持つのと同様、上から打ちやすくなるからです。

同②

 それと、目一杯振ろうとしないことが大事です。アマチュアゴルファーの中には、「砂の抵抗に負けたくない」という思いが強く、10割の力を使ってスイングしようとしている人がいますが、そうするとダフる危険性が高くなります。

 力加減としては、7割ぐらいの力がオススメ。イメージとしてはハーフスイングくらいの感じでクラブを振ると、下半身がグラつかず、しっかりボールを捉えることができるはずです。スイングをコンパクトにする分、当然飛距離は落ちるので、グリーンを狙う場合は1番手上げて6~7割の力で打つようにしましょう。

 なお、アゴが低いときはUTを使うという方法もありますが、UTはバンスを滑らせる必要があるので、砂がかんでしまうことがあります。私の場合、確実にバンカーをクリアしたいときは、上からボールにコンタクトできて確実に上がってくれるアイアンで打つようにしています。

(取材協力:栃木県・太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース)

藤本麻子(ふじもと・あさこ)
1990年5月28日、岡山県生まれ。2006年「全国中学選手権春季大会」優勝、07年「中国女子アマ」3連覇のほか「中国ジュニア」も制し、08年「全国高校ゴルフ選手権」、09年「日本女子アマ」で優勝。同年のプロテストに一発合格。ルーキーイヤーとなった10年「フジサンケイレディス」で2位。11年には「伊藤園レディース」でツアー初優勝を飾る。10~18年は9年連続でシード権獲得。今季、シード復活を目指す。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/11/3 発売号より転載)

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