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大江香織、バンカーでは左足のツマ先前にボールを置きましょう

2024年1月18日(木)午後1:19

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 今回は、アマチュアゴルファーが苦手にしているバンカーショットのレッスンをしましょう。

 なぜ、プロや上級者がいとも簡単に打っているバンカーショットを、アマチュアゴルファーはミスしてしまうのか。その大きな原因は、構えにあります。

 アマチュアゴルファーを見ていると、写真①のようにボールを右足寄りに置いて、フェースをあまり開かず、アプローチショットを打つときのようにハンドファーストで構えている人が多いように思います。

写真①

 しかし、この構えから打つと、たとえヘッドがボールの手前に上手く入ったとしても、ヘッドが砂に潜り込んでしまい、ボールの下の砂を爆発させることはできません。

 ボールの下の砂を爆発させる、いわゆるエクスプロージョンショットをするためには、構えの修正が必要になってくるのです。

 まずフェースをしっかり開きます。構えてから開くのではなく、開いてからグリップします。

 そしてボールは、左足寄り(左足カカト線上~左足前辺り)に置き、手元は身体の真ん中にセットします(同②)。これが重要なポイントです。そうするとハンドレイト気味の構えになりますが、これでOKです。

同②

 あとは、余計な動きはせず、構えたとおりに振って、ボールの下にヘッドを入れるだけ(同③)。そうすればバンスも効いて、ボールはフワッと上がってくれます。

同③

 力任せに砂を爆発させようとしている人にとっては、力感のない打ち方のように感じるかもしれませんが、これが正しいバンカーでの打ち方なのです。

 アマチュアゴルファーの場合、バンカー練習をする機会は少ないと思いますが、コースの練習場などを利用して一度試してみてください。自分が思っている以上に簡単にボールが出るようになりますよ。(取材協力:埼玉県・飯能ゴルフクラブ)

大江香織(おおえ・かおり)
1990年4月5日、山形県生まれ。高校生時代からその名を轟かせ、2008年にはJGAナショナルチームに入り、藤本麻子、宮里美香とともに「エスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権」に出場した。2009年のプロテストで一発合格。2011年に賞金ランク43位となり、プロ3年目で自身初のシード入りを果たす。2012年4月の「フジサンケイレディスクラシック」でツアー初優勝。ツアー通算3勝。2019年限りでツアーから撤退し、現在はレッスンを中心に活動中。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/1/12 発売号より転載)

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