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国内男子

石川59位タイで今季初Vに苦しいスタート 首位は鈴木亨

2011年11月10日(木)午後3:54

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 今季初勝利、そして逆転賞金王獲得を狙う石川遼が苦しいスタートを切った。

 国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋クラブ 御殿場コース)」が10日に開幕。ディフェンディング・チャンピオンの石川は2オーバー74でラウンドを終え、59位タイと初日から大きく出遅れた。単独首位には6アンダー66で、ツアー通算8勝の鈴木亨が立ち、マスターズ王者のチャール・シュワーツェル(南ア)ら3名が2位タイに続いている。

 大会前には「大好きなコース」と話し、得意のコースで連覇を狙った石川だったが、インからスタートすると13番でボギーが先行。14番ではダブルボギー、15番、17番もボギーとし序盤からスコアメイクに苦しむ。それでも、18番でチップインイーグルを奪って後半での巻き返しに希望を繋ぐ。その後も出入りの激しいゴルフとなったが、3番、4番の連続バーディを含む3バーディ(2ボギー)で踏ん張り、2オーバー74で初日を終えた。

 石川と同組で回った賞金ランキングトップのベ・サンムン(韓)は、16番まで1ボギー(ノーバーディ)とリズムに乗れないゴルフを続けたが、前半上がり2ホールで連続バーディを奪うと後半は3バーディ(1ボギー)を奪ってみせて3アンダー69でホールアウト。首位と3打差の6位タイ発進は、今季4勝目に向けまずまずのスタートとなった。

 また、先週中国で行われた世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズで、最終日に失速しながらも29位タイに入った池田勇太は、連戦の疲れを垣間見せながらも意地のゴルフを披露した。インからスタートすると、14番でバーディを先行させたものの17番、18番で連続ボギーを叩いて1オーバーで折り返す。しかし、後半はパットも安定し3バーディ(ノーボギー)を奪う見事なプレー。まだまだ賞金王タイトルも諦めない“若大将”が、2アンダー70の16位タイから今季2勝目を狙う。

 その他では、篠崎紀夫が4アンダー68で単独5位。1打差の6位タイにはベ・サンムンと並んで小田孔明や宮本勝昌、高山忠洋らが続き、藤田寛之、小林正則、薗田峻輔らが池田と同じく2アンダー70で16位タイとなっている。

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