米男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦 ウィンダム選手権が、現地時間14日からノースカロライナ州セッジフィールドCCを舞台に開幕する。前週のメジャー大会と、来週からのプレーオフシリーズの合間ということもあり有力選手の出場は少ないものの、プレーオフ進出となるフェデックスカップ・ポイントランキング125位以内がかかる選手たちにとっては、最後のチャンスとなり熱戦が期待される。

　1938年から開催されている同大会には、松山英樹、石川遼、今田竜二の日本人3選手が出場する。その中でも注目が集まるのは松山だ。前週の全米プロゴルフ選手権は、36位タイと決して納得のいく結果ではなかったものの、すでにプレーオフシリーズ進出は決めており、ツアー2勝目を狙っての出場となる。世界ランクは出場選手中トップの18位、パワーランキング（優勝予想）でも4位にランクインするなど、チャンスは十分にありそうだ。

　同ポイントランキングで73位につける石川も、プレーオフ初戦の出場権は獲得しているものの、第2戦以降への進出のためにはランキングを上げておきたいところ。また、現在同ランキング195位の今田にとっては、プレーオフ進出とともに、来季シードが与えられる125位以内に入るために、上位進出が不可欠となる。

　その他にも、プレーオフ進出をかけてのラストチャンスをつかもうと、多くの選手が必死のプレーを展開してくることは間違いなく、前年王者のパトリック・リード（米）、アーニー・エルス（南アフリカ）、ブラント・スネデカー（米）を含めての上位争いは、メジャー大会とは違った別の面白さを見せてくれるだろう。