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大山トギ、ツマ先を開くとツマ先下がりでもバランスが崩れない

2024年5月30日(木)午後4:07

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 今回は、ツマ先下がりの打ち方をレッスンしましょう。

 ツマ先下がりは、ボールの位置が足下よりも低いので、ライ角の関係でフェースは右を向きます(写真①)。ツマ先上がりとは逆です。それを考慮して、目標よりも少し左に向くというのが基本です。

写真①

 次に体重のかけ方です。普通に立つとツマ先に体重がかかるため、打ち終わったあと前方にバランスを崩しやすくなります。それを防ぐために、体重を真ん中、土踏まずの辺りに乗せるようにしましょう。

 打つ前に素振りをしてみて、バランスが崩れる場合は、両足ツマ先を開く(同②)というのもひとつの方法です。ツマ先を開くと体重がカカト寄りになるので、前のめりになることはなくなります。開き具合は、素振りをしながら調整するようにしてください。

同②

 バランスが崩れなくてもミスが出ることがありますが、ミスの中でも多いのが、ボールの上を多叩いてしまうトップです。これに関しては、ヘッドが地面に届いていないのが原因です。

 対策方法は、スタンス幅を変えることです。

 初めに肩幅で構えて素振りをしてみて、ヘッドが地面に届かない場合はスタンス幅を少しずつ広げて素振りをしてみる(同③)。ヘッドが地面に届くまで、このやり方で調整してみてください。そうすれば重心が下がって構えも安定し、トップだけでなく、ほかのミスも防ぐことが出来ます。

同③

 ツマ先上がり、ツマ先下がりとも、練習場ではほとんど経験できないショットなので、ラウンド中、どうしていいかわからず、パニックになる人もいるようですが、決して難しく考える必要はありません。状況に応じて正しく構え、正しく振ることが苦手意識克服につながります。大事なポイントを記憶したら、あとは自身を持ってクラブを振り抜いてください。

(取材協力:埼玉県東松山市・川越カントリークラブ)

大山トギ(おおやま・とぎ)
1983年まれ。オーストラリアプロゴルフ協会会長を務めたマーク・ギブソン氏に師事。2000年にレイクランズゴルフクラブのクラブ選手権大会で優勝。大学時代には、南クイーンズランド州大学対抗試合において、個人・団体優勝を果たす。その後渡米し、カリフォルニア州サンディエゴのミニツアーへ参戦。2020年にPGAティーチングプロアワード優秀賞を受賞した。現在は、日本全国で毎月レッスン会を開催中。PGAティーチングプロA級・ジュニア指導員。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/5/24 発売号より転載)

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