海外女子メジャー第4戦、アムンディ・エビアン選手権が11日、フランスのエビアン・リゾートGC（6,523ヤード・パー71）で幕を開ける。賞金総額800万ドル（約12億9,000万円）、優勝賞金120万ドル（約1億9,000万円）のビッグイベントに日本勢は10人が出場選手に名を連ねた。

　注目はやはり渋野日向子だろう。序盤から予選落ちが目立った今シーズンだが、直近5試合連続で決勝ラウンド進出と復調している。全米女子オープンで単独2位、KPMG全米女子プロゴルフ選手権で7位タイとメジャーでは優勝争いに絡むプレーも披露しており、2019年のAIG女子オープン以来2度目のメジャー制覇に大きな期待がかかる。

　渋野のほかに全米女子オープン2勝の笹生優花、今季トップ10入り8回でポイントランク3位の古江彩佳、悲願のメジャータイトルを狙う畑岡奈紗、西郷真央、西村優菜、勝みなみがエントリー。国内ツアー組では全米女子プロで最終日最終組を回り2位タイに入った山下美夢有、岩井明愛、竹田麗央が大舞台に挑む。

　エビアン選手権はメジャー昇格前の1997年に小林浩美、2009年と2011年に宮里藍が優勝を飾り、近年も2021年に古江が単独4位、2022年に西郷が3位タイ、昨年に笹生と畑岡が3位タイを記録するなど日本人選手にとって相性の良いトーナメントと言える。今年も多くの日本人プレーヤーに上位争いを賑わせてもらいたい。