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蟬川泰果、左右へのミスが出始めたときは“回転”と“同調”を意識
2024年7月18日(木)午後6:42
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アマチュアゴルファーの多くは、ドライバーショットが右に行ったり、左に行ったりと、左右のミスに悩んでいるのではないでしょうか。我々プロも、ゴルフ中継を見ていれば分かるように、けっこう右に曲げたり、左に曲げたりしています。
ラウンド中、突然、こういうミスが出始めたときどうすればいいか。
人によってその修正方法は違うと思いますが、僕の場合のやり方を紹介します。
まず、左へのミスが出たとき、僕の場合、ダウンスイングで身体が止まり、手元よりもヘッドが先に行ってしまった場合に左へのミスがよく出ます(写真①)。
そんなときは、腰から下、下半身をしっかり回すように意識します。そうすれば、身体の動きが止まることがなくなり、身体の回転とともに手元も動くので、左へのミスが出にくくなります。
一方、右へのミスは、左へのミスとは逆に、腰の回り過ぎや、回転が速やくて腕が振り遅れてしまうことによって起こる場合がよくあります(同②)。
だから、右へのミスが出始めたら、振り遅れないように、手と体が同調させることを意識してスイングするようにしています(同③)。
意識するだけだと難しいので、ショット前に、トップからダウンスイングの動きを確認して素振りをすれば、実際にボールを打つときに修正できることもあります。
スイングそのものの修正というより、タイミングを合わせるだけなので、アマチュアゴルファーの皆さんもできるはず。左右へのミスに関しては、そのほかの原因があるかもしれませんが、「身体をしっかり回す」ということと「手と身体を同調させる」というのは、スイングにおいては重要な動きなので、ぜひチェックしてみてください。
蟬川泰果(せみかわ・たいが)
2001年1月11日、兵庫県生まれ。東北福祉大ゴルフ部出身。2022年9月の国内男子ツアー「パナソニックオープン」で史上6人目となるアマチュア優勝を達成。さらに同年10月には「日本オープン」で第一回大会以来95年ぶりとなるアマチュア優勝を遂げ、史上初のアマ2勝を飾った。2022年10月31日にプロ転向を宣言。2023年の「関西オープン」でプロ初優勝。同年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では史上最年少での大会制覇を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/7/12 発売号より転載)
ラウンド中、突然、こういうミスが出始めたときどうすればいいか。
人によってその修正方法は違うと思いますが、僕の場合のやり方を紹介します。
まず、左へのミスが出たとき、僕の場合、ダウンスイングで身体が止まり、手元よりもヘッドが先に行ってしまった場合に左へのミスがよく出ます(写真①)。
写真①
そんなときは、腰から下、下半身をしっかり回すように意識します。そうすれば、身体の動きが止まることがなくなり、身体の回転とともに手元も動くので、左へのミスが出にくくなります。
一方、右へのミスは、左へのミスとは逆に、腰の回り過ぎや、回転が速やくて腕が振り遅れてしまうことによって起こる場合がよくあります(同②)。
同②
だから、右へのミスが出始めたら、振り遅れないように、手と体が同調させることを意識してスイングするようにしています(同③)。
同③
意識するだけだと難しいので、ショット前に、トップからダウンスイングの動きを確認して素振りをすれば、実際にボールを打つときに修正できることもあります。
スイングそのものの修正というより、タイミングを合わせるだけなので、アマチュアゴルファーの皆さんもできるはず。左右へのミスに関しては、そのほかの原因があるかもしれませんが、「身体をしっかり回す」ということと「手と身体を同調させる」というのは、スイングにおいては重要な動きなので、ぜひチェックしてみてください。
蟬川泰果(せみかわ・たいが)
2001年1月11日、兵庫県生まれ。東北福祉大ゴルフ部出身。2022年9月の国内男子ツアー「パナソニックオープン」で史上6人目となるアマチュア優勝を達成。さらに同年10月には「日本オープン」で第一回大会以来95年ぶりとなるアマチュア優勝を遂げ、史上初のアマ2勝を飾った。2022年10月31日にプロ転向を宣言。2023年の「関西オープン」でプロ初優勝。同年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では史上最年少での大会制覇を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/7/12 発売号より転載)
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