ザンダー・シャウフェレ（米）がスコットランドのロイヤルトルーンゴルフクラブで開催された全英オープンゴルフ選手権を制し、5月の全米プロゴルフ選手権に続く今季メジャー2勝目を挙げ、「1シーズンでメジャー2勝なんて夢のよう。1勝目まで時間がかかったのに、2勝目はすぐに来た。信じられない」と喜んだ。

　1打差の2位タイから出たシャウフェレは6バーディ、ノーボギーの「65」を記録。「これまで経験した中で最もハードだったが、全米プロの経験が生きた」というバックナインで4バーディを奪った。特に最難関の11番をバーディとしたのだから、他の選手は追いつけるはずもない。

　勝因は事前準備。時差の関係もあるためスコットランドには早めに入ってリンクスを入念にチェック。「フェスキュー、ポットバンカーや海風などアメリカでは経験できないコースに対応するには、いいショットを打つよりもミスを減らすことが鍵」とセーフティにプレーして、寄ったところで取りこぼさないというゴルフを展開した。

　次戦はパリ五輪（8月1日～）。東京五輪に続き金メダルを獲得することはできるか、注目だ。

（写真：Getty Images）