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西山ゆかり、パッティングで大事なのは気持ちのいいストロークをすること

2024年11月21日(木)午後1:00

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 どういうパッティングをすればカップに入る確率は高くなるのか。そのためのストロークを見つけるために、パットの名手といわれるプロやレッスンプロらのアドバイスなどを参考にしながら、いろいろなやり方を試している人も多いのではないでしょうか。

 多くのストロークを試すことは、とてもいいことだと思います。ただ、何を目的に試しているかを間違えないようにしましょう。

 大事なのは、そのストロークが自分に合っているかどうかということ。もっといえば、何度でも同じストロークが繰り返せるかどうか、いわゆる再現性が高いかどうかということです。

 パッティングのストロークは、ショルダーストロークでオートマティックに打つタイプと、それともパチンと打つタイプとに分かれます。また構えに関しても、ハンドダウン気味の方がしっくりくるのか、それともハンドアップの方が構えやすいのかも重要なポイントです。



 そして、それによって使うパターも変わってきます。

 例えば、大きな筋肉を使ってゆっくりストロークする人は、ヘッドの大きなモデルの方が合いやすいといえます。一方、ハンドダウンでパチンと叩く人は、ピン型やマレット、L字を使った方がいいと思います。

 そうやって、自分の好きなストロークに合わせたパターが見つかると、球の回転が確実に良くなります。

 アマチュアゴルファーは、この“回転”に無頓着な人が多いのですが、実はこれが重要で、例えばショートする原因は球の回転が弱いことにある場合もあります。

 ショートが多い人は、今一度、「自分が気持ち良くストロークできる形」を探してみてください。パッティングが劇的に変わるかもしれませんよ。

(取材協力:神奈川県・清川カントリークラブ)

西山ゆかり(にしやま・ゆかり)
1982年6月20日、神奈川県生まれ。18歳から競技をスタート。26歳だった2008年のプロテストに合格(3度目)。芹澤信雄の指導のもと2013年にステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げると、2014年には初シードを獲得した。さらに2015年、師匠とコンビを組んで臨んだ「meijiカップ」で鈴木愛とのプレーオフを制し、33歳にしてツアー初優勝を挙げた。42歳になった今季も積極的にツアーに参戦。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/11/15 発売号より転載)

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