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青木瀬令奈、UTは両ヒザの高さを変えないように打つのがポイント

2024年12月12日(木)午後4:20

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 今回は、プロアマを問わず、武器にすると確実にスコアアップに繋がるUTの打ち方を紹介したいと思います。

 まずUTというと、アマチュアゴルファーの方からは、「アイアンっぽく打つのか、それともFWっぽく打つのか」という質問をよく受けます。つまり、「打ち込むのか、払うのか」ということですね。確かにその形状を見ると、迷ってしまいますよね。

 これに関しては、使う人の感覚もあるので、どちらが正解ということはないと思いますが、私の場合は、少しターフを取るつもりで打っています。そういう点からいうと、アイアンのような感覚で打っているといっていいでしょう。

 もちろん、アイアンに比べてソール幅が広いのでヘッドは滑りやすいのですが、わざと滑らせることはなく、勝手に滑っているという感覚で打っています。

 ただし、ボールの位置だけは、アイアンのように体の真ん中(写真①)というわけではなく、少し左に置いています(同②)。また、スタンス幅も肩幅か、肩幅より少し広めでいいと思います。

写真①②

 スイングするときのポイントとして意識しているのは、スイング中、両ヒザの高さを変えないようにすることです(同③)。

同③

 バックスイングで右ヒザが伸び上がったり、ダウンスイングで右ヒザが折れ曲がって体が突っ込んだりすると、打点が合わなくなってしまうからです。しかもUTの場合はFW同様、フェースの厚みが薄いので、上下の打点の狂いは致命傷になってしまいます。

 地面にあるボールはもちろん、ティアップしたときにトップやテンプラなどが出る人は、両ヒザの高さだけを意識して打ってみてください。芯に当たる確率が、間違いなく高くなると思いますよ。

(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)

青木瀬令奈(あおき・せれな)
1993年2月8日、群馬県生まれ。7歳からゴルフを始め、2011年にプロ入り。2017年のヨネックスレディスでツアー初優勝を飾る。2021年から毎年ツアーで優勝(2023年は2勝)。2024年は優勝こそなかったものの、賞金ランク22位で9年連続シード権を獲得した。選手からの人望も厚く、2020年から2022年まで日本女子プロゴルフ協会(LPGA)プレーヤーズ委員会委員長を務める。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/12/6 発売号より転載)

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