フロリダ州オーランドで行われた世界最大級のゴルフ展示会「PGAショー2025」。CSゴルフネットワークで放送中「ギア猿」に出演するクラブフィッター・鹿又芳典さんが現地を取材してレポートします。
 
　1月21日「DEMO DAY（デモデー）」に発表されたのが、日本シャフトの最新モデル「N.S.PRO MODUS(3) TOUR110」。数字の読み方は「イチ・イチ・マル」で、英語では「ワン・テン」になります。

　案内をしてくれた日本シャフト栗原さんによれば「これまでにない剛性分布が特徴で、従来の『MODUS(3)120』や『130』を融合させ『105』のような軽さも足して3で割ったようなモデル」とのこと。米国でも重いシャフトが好まれなくなっているなか、従来モデルの良いところを抑えつつ使い勝手の良い重量帯の新作に鹿又さんも「めっちゃオイしいところですね」と興奮を隠せません。
 
　さらにツアープロのフィッティングを行っている「レジェンドフィッター」マークさんに「MODUS(3) TOUR 110」のさらなる特徴を聞くと「ボールの吹け上がりを抑えて低い弾道を好む方向けです。とても安定しているのでパワーがある方にもぴったりだと思います」と上級者にもフィットするといいます。

　早速、現在「TOUR125」を使用しているという鹿又さんが試打インプレッション。「しなやかというか、軽やかに振れる。（クラブヘッドが）深く入っていかずターフが厚くとれる感じがない」と振りやすさを実感。以前からシャフトの軽量化を検討していたそうですが「これならできるかもしれない」とかなり好印象な様子でした。
 
　スピン量と入射角の安定を気にするプロが増えてきたというなかで生まれた「N.S.PRO MODUS(3) TOUR110」。幅広いユーザーに恩恵がありそうな新モデルは、日本では3月発売予定です。
 

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