米男子ツアーのバルスパーチャンピオンシップは23日、米フロリダ州のイニスブルックリゾート（7,352ヤード・パー71）で最終ラウンドが行われ、ビクトル・ホブランド（ノルウェー）が6バーディ、2ボギーの「67」でプレー。通算11アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー通算7勝目を手にした。

　ホヴランドは首位タイからスタートし、1番、3番でバーディを奪う絶好の滑り出し。7番のボギーで1つ落とすも、後半11番、14番でバーディ。そして名物ホールの難関スネークピット（16番から18番）をバーディ、バーディ、ボギーで乗り切り、2シーズンぶりのタイトルに繋げた。

　2022-2023年は年間王者に輝くなど最高のシーズンを過ごしたホブランドだが、昨季は1勝もできずトップ10入りもわずか2回。今季も直近3試合連続予選落ちと苦戦しており、「正直、今週勝てるとは思っていませんでした。信じられない気分です。この1年半はかなり苦しかったので、この大会で優勝できたことは本当に最高です」などと喜びを語った。

　一方、2打差5位タイから約3年ぶりの優勝を狙ったジャスティン・トーマス（米）は「66」で回るも1打及ばず。それでも「自分自身をとてもとても誇りに思う。あと一歩のところで大きなチャンスを生かせなかったのは残念だけど、オーガスタ（マスターズ）で同じ位置につけて、今度はもっといいところで終われたらいいと思う」と前を向いていた。

（写真：Getty Images）