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M.カイマー、タイガーに並ぶ出場3試合連続Vの快挙!

2010年10月11日(月)午前11:04

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 欧州チームのライダーカップ制覇の興奮醒めやらぬ中、同カップでも活躍した全米プロ王者マーティン・カイマー(独)が逆転で勝利をもぎ取った。

 欧州ツアーのアルフレッド ダンヒル・リンクス選手権は現地時間10日、ゴルフの聖地セントアンドリュースを舞台に最終ラウンドを行い、首位に1打差の2位タイからスタートしたカイマーが上がり2ホール連続バーディを奪い6アンダー66をマーク。通算17アンダーで逆転優勝を飾った。これでカイマーは今年8月の全米プロゴルフ選手権、9月のKLMオープンに続き出場3試合連続Vを達成。欧州ツアーにおいては、2006年にタイガー・ウッズ(米)が全英オープン、全米プロ、WGCで3連勝を記録して以来の快挙となった。

「ここセントアンドリュースで勝つのが夢だった」と感慨深げに語った25歳のカイマー。「アマチュア時代、初めてこのコースに立った時のことは鮮やかに覚えている。それ以来、いつかここで勝ちたいと思っていた」。カイマーの勝利を決定づけたのは「パーを取るのさえ難しい」と本人が語る17番、通称“ロードホール”でのバーディ。「自分でもなぜバーディを獲れたのか分からない」と言うほどの難ホールを攻略し、続く18番も連続バーディとして栄冠をものにした。

「好調の原因? なぜだろうね… 正直自分でも驚いているよ」と首を傾げるが、ショット、パットともに群を抜いて安定感があり、欠点を見つける方が難しい。世界のゴルフ界で10代、20代の台頭に注目が集まっている中、この勝利で欧州ツアー賞金王の座をぐっと手元に引き寄せ、世界ランク4位への浮上を決定的にしたカイマーが、ニュージェネレーションの中心にいることは間違いなさそうだ。

 一方、前日までトーナメントをリードしていたルーキーのジョン・パリー(英)は最終日の後半にスコアを落とし、通算13アンダー単独3位に終わった。また、今大会で2位以上の成績を収めればタイガーを抜き世界ランクNo.1の座につくチャンスがあったリー・ウェストウッド(英)は、通算7アンダー11位タイにとどまっている。

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