昨年6月の交通事故で自らの右足に加え、弟と恋人を失ったケン・グリーン（米）がさらなる悲劇に見舞われた。

　事故のショックから立ち直り、義足をつけてゴルフをようやく始めたばかりのグリーンを襲ったのは、テキサス州ダラスにあるサザンメソジスト大に通う息子ハンターさん（享年21歳）の死というものだった。死因などの詳細は捜査中とのことで警察もグリーンも口をつぐんでいるが、現地の報道では自殺ではないかと推測されている。

　米ツアー5勝の実績を持ちチャンピオンズツアーでも活躍していたグリーンは、自らのブログでこの事態に触れている。「残念ですが、息子の死をお知らせしなくてはなりません。彼の人生は終わりを告げ、自分がこれを理解するのにどれほど時間がかかるか分かりません」。

　今年中のチャンピンズツアー復帰を宣言していたグリーンに降りかかった悲しい出来事に、周囲はなぐさめる言葉もないのが現状だ。