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日本シニア 植田が首位発進、湯原ら4人が1打差追走

2010年11月5日(金)午前10:04

 残り2試合となり賞金王争いが熱い日本シニアツアーだが、4日に行われた富士フイルムシニアチャンピオンシップ第1ラウンドは、気温が上がらず厳しい戦いとなった。単独首位に立ったのは、今季開幕戦スターツシニアで優勝している植田浩史。後続に1打差ながら3アンダー69の好発進だ。先週の日本シニアオープン直前に、大阪の介護施設にいる父、実さんのお見舞いに行った。そこでパターを1本もらったという。これを使える状態にしたところ感触が良く、好発進につながり「父親と一緒にプレーしているような感覚ですね」と笑顔を見せた。

 1打差の2位タイにはシニア4年目の湯原信光をはじめ、かつての賞金王・三好隆、高松厚、佐藤剛平の4人がつけている。湯原は先週のシニアオープンでも優勝争いに加わったが、その時は気温が低く、雨に見舞われた最終日のプレーで腰を痛めてしまった。痛みはまだ残っているため、この日は「安全運転」での2位タイ発進。今季は皇潤クラシックでシニア初優勝を飾ったが、3日間大会では未勝利なだけに結果が優勝なら最高だ

 また、大会のホストプロでもある68歳の青木功が1オーバー73で11位タイ。「俺自身がゴルフを楽しめればいいよね」と無欲で勝利を狙っている。日本シニアオープン優勝の倉本昌弘は、3オーバー75で29位タイとやや出遅れた。

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