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国内男子

富士山麓で激突!! 2011年覇者・松山 vs. 前年王者・石川

2013年11月13日(水)午前11:18

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 松山英樹と石川遼が、ともに歴代王者として国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ(14?17日/静岡県、太平洋クラブ 御殿場コース)で激突する。

 今年、世界文化遺産となったばかりの霊峰富士。美しく雪化粧を施したそのふもとは、紅葉が見事なコントラストを成している。そこを舞台に繰り広げられるのが、日本ゴルフ界の将来を背負って立つ2人の戦いだ。

 同学年の2人だがここまでの歩みはずいぶんと違う。ジュニア時代にゴルフを始め、頂点を目指したことは同じだが、石川は高校1年でプロツアーで優勝し、翌年にプロ転向。その後、高校生プロとして活躍して世界を目指し、今年は米ツアーを主戦場にして戦ってきた。本大会では2010、12年に優勝。ディフェンディング・チャンピオンとして臨む今回はスランプに苦しんだ後、涙の優勝を飾った昨年の思い出をも武器にプレーする。

 一方の松山は高校卒業後、東北福祉大に進学。大学1年時の2010年にアジアアマチュア選手権で優勝して日本人アマとして初めてマスターズの出場権をつかみ、大舞台でローアマを獲得して世界を驚かせた。アジアアマ連覇で2年連続してオーガスタの地を踏んだが、アジアアマの三連覇はならず、今年はマスターズに出場することはできなかった。

 それでも日本では存在感を見せつけた。2011年の三井住友VISA太平洋マスターズで、アマチュアながら強烈なショットを駆使して見事に優勝。石川に続くツアー史上(73年以降)3人目のアマチュア優勝を達成した。

 今季の国内ツアー開幕のタイミングでプロ転向を表明。プロとして臨んだ2試合目のつるやオープンゴルフトーナメントで優勝すると、6月のダイヤモンドカップゴルフで2勝目を挙げた。マスターズ以外のメジャー3試合の出場権はしっかりと手に入れ、全米オープン10位タイ、全英オープン6位タイと2戦連続でトップ10入り。全米プロゴルフ選手権でも19位タイとしっかり賞金を稼ぎ、これが加算される国内ツアーの賞金ランキングでは、2位以下に5,000万円以上の差をつけてぶっちぎりの首位を快走している。

 そんな2人だが、国内ツアーで同じ試合に出場するのは、6月の日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills以来。背中痛を抱える松山は、急に襲いかかってきた寒さと戦いながら、プロとして初めての本大会優勝と今季4勝目を狙う。石川は今年、米ツアーのレギュラーシーズン(昨季)だけでは2013-14シーズンの出場権が得られず、下部ツアーとの入れ替え戦でようやくシード権を得たばかり。それだけに、何よりも自信につながる“優勝”の二文字がどうしても欲しいところだ。

 2週間前のマイナビABCチャンピオンシップで今季初Vを飾った池田勇太、好調が続くベテランの片山晋呉(賞金ランク3位)、小田孔明(同4位)らももちろん参戦。さらに同2位につける金亨成(韓)、同5位のS・J・パク(韓)、同6位の藤本佳則など松山を追走する面々も出場し、大会を盛り上げる。

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