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C.シュワーツェル、R.マキロイらが参戦! マレーシアで再び激突

2011年4月14日(木)午後0:03

 前週のマスターズでメジャー初優勝を飾ったチャール・シュワーツェル(南ア)と、最終日後半に自滅したものの、3日目まで首位を走ったローリー・マキロイ(北アイルランド)。この両選手が、現地時間14日から開催される欧州とアジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープン(マレーシア、クアラルンプールG&CC)で再び激突する。

 マキロイはマスターズ初日からトップを走ったものの、完全優勝を狙った最終日に10番でトリプルボギーを叩いてズルズルと後退し、結局15位タイでフィニッシュ。一方、シュワーツェルは最終日の上がり4連続バーディで優勝を飾った。明暗を分けた2人だが、大会翌日には仲良く同じ飛行機で今大会の舞台、マレーシアに向かった。

 マスターズ優勝者だけが着られるグリーンジャケットを羽織ったシュワーツェルと、肩を組み、屈託なく笑う姿をツイッターで公開したマキロイ。悔しさを乗り越え、次のステップへ進もうとする健気な様子を見せたが、マレーシア到着時には別の試練が待っていた。大事なクラブが手元に届かなかったのだ。

 それでも、毎週のように異なる国でプレーするのが当たり前の欧州のプレーヤーだけに、「度々あることじゃないけど、こういうことは時々あるんだ。今夜のうちに届いて、明日には準備ができればいいね」と、余裕の表情を見せたマキロイ。悔しさも試練も、すべて糧にする覚悟を見せた。

 一方、26歳で初メジャーを手にした興奮をそのままマレーシアに持ち込んだシュワーツェルは、大会前のインタビューで時差ボケを告白。「今こうして座っていても、昼か夜かが分からない。24時間のフライトで、時差が12時間あるんだから…。早い時間にジムに行って筋肉を元に戻さないと」と笑った。メジャー王者に対する大歓迎のなか、改めて自らの偉業を実感しながら今大会に臨む。

 今大会ではその他に、世界ランクNo.1のマーティン・カイマー(独)、昨年の全英オープン王者のルイス・ウーストハウゼン(南ア)、リー・ウェストウッド(イングランド)、マッテオ・マナッセロ(伊)ら実力者が顔を揃えた。また、日本勢も平塚哲二、市原広大、久保谷健一の3選手が参戦する。

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