米チャンピオンズツアーのメジャー大会である全英シニアオープンが、2012年はスコットランドのターンベリーで開催されることが決定した。

　ターンベリーはトム・ワトソン（米）が得意とする舞台。同地で全英オープンが開催されたのは過去4回で、その最初の77年こそが、ワトソンが“新帝王”と呼ばれるきっかけになった大会である。それは当時、最強と言われたジャック・ニクラウス（米）相手に歴史に残る死闘を演じた末に、見事優勝を果たしたからだ。

　その他ターンベリーでは、03年の全英シニアオープンで優勝を飾り、59歳で迎えた09年の全英オープンでもスチュワート・シンク（米）と優勝争いを演じている。全英シニアオープンは05年のロイヤル・アバディーンGC、07年のミュアフィールドと計3勝しているが、やはり最も思い入れが強いのは得意のターンベリーに違いない。それだけに、来年の同大会でワトソンがどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。