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21歳R.マキロイが世界3強抑え単独首位スタート!

2011年2月11日(金)午前10:48

 欧州ツアーの中東シリーズ最終戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)が現地時間10日に開幕。第1ラウンドではリー・ウェストウッド(英)、マーティン・カイマー(独)、タイガー・ウッズ(米)の世界ランク上位3選手が同組でプレーすることに注目が集まる中、若手No.1の呼び声高い21歳のローリー・マキロイ(北アイルランド)が8バーディ、1ボギーの7アンダー65をマークし、単独首位スタートを切った。

 この日インスタートのマキロイは13番でバーディを先行させると、17番からハーフターンを挟んで5連続バーディを奪い一気にリーダーボードの最上段へ駆け上がる。終盤の7番で唯一のボギーを叩くも8番ですぐさまバーディを取り返し、世界の強豪が集うビッグトーナメントの初日をリードした。マキロイは欧州ツアーでまだ通算1勝だが、その記念すべき初優勝が2009年のこの大会。「今の僕は2年前より成長していると思う。より多くのラウンドを重ね、より多くのトッププレーヤーと戦ってきたんだからね」と自信をうかがわせる。

 さらに、この大会は当時16歳だったマキロイが2006年に欧州ツアーデビューを飾った舞台でもある。「僕にとってここドバイはまさに“第二の故郷”。(ツアーデビューと初優勝の)良い思い出があるということはプレーをする上でとても助けになっているよ」と笑顔で語る欧州の若武者が、世界3強を抑えて自身2年ぶりとなる欧州ツアー優勝を目指す。

 また、若手に負けじと気を吐いたのが31歳になった“神の子”ことセルヒオ・ガルシア(スペイン)。インスタートの序盤13番から連続バーディを奪い波に乗ると、その後も抜群の安定感でこの日5バーディ、ノーボギーの5アンダー67。27歳のトーマス・エイケン(南ア)と並び、単独首位のマキロイに2ストローク差の2位タイにつけた。

 一方、第1ラウンドを同組で回った世界ランクトップ3の各々は、現1位ウェストウッドと2位のカイマーが3アンダー69で10位タイとまずまずのスタート。3位のタイガーは1イーグル、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー71の27位タイ。また、日本勢で唯一出場している松村道央は2バーディ、5ボギーの3オーバー75で92位タイと出遅れている。

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