欧州、アジアン両ツアー共催のUBS香港オープンが現地時間8日、香港の香港GCを舞台に開幕。今年最後の大会でジャスティン・ローズ（英）、ダニー・ウィレット（英）らがしのぎを削る。

　昨年10月に行われた昨季大会では、ローズとルーカス・ジェレガード（デンマーク）が一騎打ちの熱戦を繰り広げた。共にトップタイから出た最終日は一進一退の展開となったが、ジェレガードが14番でダブルボギーを喫したのに対して、ローズは通算17アンダーまでスコアを伸ばしトロフィを勝ち取った。

　ローズにとって今年はリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得するなど印象に残る1年となったが、その締めくくりに大会連覇を目指す。一方で、昨季マスターズ覇者のウィレット、世界ランキング8位のパトリック・リード（米）、ラファエル・カブレラ-ベロ（スペイン）ら有力選手からも目が離せない。

　日本勢では川村昌弘が出場。昨季大会では最終日に「65」をマークするなど、11位タイに入っている。今季国内ツアーでは未勝利に終わったが、今回で58回目と香港で最も長期間続いているスポーツイベントで上位争いに加わることができるだろうか。