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M.オメーラ、また勝てず! 優勝はK.ファーガス

2009年3月30日(月)午前11:55

 マーク・オメーラ(米)の米チャンピオンズツアー初優勝はまたしてもお預けとなった。

 同ツアーのキャップ・カナ選手権(ドミニカ共和国、プンタ・エスパーダGC)は現地時間29日、最終ラウンドの競技を行った。オメーラはキース・ファーガス(米)、エドアルド・ロメロ(アルゼンチン)と通算8アンダー首位タイでスタート。98年にマスターズ、全英オープンを制したオメーラは、これまで同ツアー34試合に出場した。何度も優勝争いを演じてきたが、惜しいところで敗戦。それだけに今回は気合十分でプレーしていた。

 同じ最終組のロメロが早々に優勝争いから脱落。ファーガスも10番までの2ボギー(1バーディ)が響いて苦戦する中、オメーラは15番でバーディを奪った。先に通算12アンダーでホールアウトしたアンディ・ビーン(米)と並ぶ首位タイに浮上。

 ところが、17番パー4でまさかのドラマが待っていた。1打差で追うファーガスは、残り95ヤードの2打目でSWを手にし、思惑通りにピンのやや上にキャリーしたボールが戻ってきてそのままカップイン。イーグルで一気に通算13アンダー単独トップに立ち、最終18番はパーで収めてツアー2勝目を決めた。

「17番の2打目は狙い通り。あの時、『自分の週だな』と思った」と2007年ギン選手権以来の勝利に、ファーガスは満面の笑みを浮かべた。対照的に、初優勝が目の前にぶら下がっていながら、またしても勝てなかったオメーラは「すごく残念だ。必要な時に良いショットが打てなかったよ。チャンスはあったのに決められなかった」と肩を落としていた。

 尚、日本勢でただひとり参戦していた尾崎直道は6バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパー72。通算3アンダー22位タイで大会を終えた。

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