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P.ミケルソン、タイガーを振り切り今季3勝目!

2007年9月4日(火)午前0:00

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 フィル・ミケルソン(米)とタイガー・ウッズ(米)の直接対決は明暗を分けた。

 米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権の最終ラウンド(現地時間3日、マサチューセッツ州ノートン、TPCボストン)は、通算11アンダーのミケルソン、これに1打差のタイガーというビッグネーム2人が同組でプレー。ファンの期待通り激しい展開となったこの日は、ミケルソンが通算16アンダーまでスコアを伸ばし、今季3勝目を飾った。

 共にバーディを奪った2番までは互角の戦いだった。だが、ミケルソンが、先に4番でグリーンエッジから4.5メートルのバーディパットを沈め、その差を2打に広げると、続く5番でもバーディを奪う。一方、パットが入らずフラストレーションの溜まったタイガーは9番でボギーを叩き、前半を終わって4打差。後半に入ると、ミケルソンは12番でダブルボギーを叩き、14番でバーディを獲ったタイガーに1打差まで詰められたが、なんとか最後までリードを死守し、7バーディ、1ダブルボギーの5アンダー66でホールアウト。通算16アンダーまでスコアを伸ばして、5月のザ・プレーヤーズ選手権以来となる今季3勝目。タイガーは通算14アンダーで2位タイに終わった。

 全米オープンの練習時に、ラフで手首を傷めて調子を崩したこともあり、復活優勝にミケルソンは満面の笑みを浮かべた。「この10年、僕はタイガー相手に格闘してきた。もちろん直接対決はグレートだった。最後の数ホール、彼が追ってきたときには本当に楽しかったよ」と、ライバル撃破を手放しで喜んでいた。

 その他、通算13アンダー首位でスタートしたブレット・ウェトリッチ(米)、1打差2位で出たアーロン・オバーホルザー(米)は共に通算14アンダーでタイガーと同じ2位タイでフィニッシュ。日本勢でただ一人参戦している今田竜二は、3バーディ、3ボギーのイーブンパー71でスタート時と同じ通算6アンダーながら、順位を21位タイから17位タイへと上げて大会を終えた。

 尚、今大会終了時のフェデックスカップポイントランク70位までが次週のBMW選手権に進出。ミケルソンが同ランク5位から首位へと浮上、タイガーも同ランク4位から3位へジワリと順位を上げた。また今田も、同ランク58位から54位へとランクアップし、次戦へ駒を進めた。

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