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海外男子

タイガー猛チャージも後半失速で4位タイ

2011年4月11日(月)午前9:53

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 現地時間10日、ジョージア州オーガスタナショナルGCを舞台に行われたマスターズ最終ラウンド。タイガー・ウッズ(米)は前半と後半で別人のようなゴルフを演じ復活優勝はまたしてもお預けとなった。

 ターニングポイントは12番パー3のパーパット。苦手意識のあるそのホールでティーショットは無難にグリーン左に乗せたものの、ファーストパットを1メートル弱に寄せたあと、緩やかなスライスラインを“引っ掛けて”外しボギー。前半4つのバーディと1つのイーグルを奪って首位に肉薄し“さぁ、これから!”という矢先だっただけに、そのボギーはボディブローのようにタイガーにダメージを与えた。

 イヤな流れを断ち切りたい続く13番パー5では完璧なティーショットを放ちながら、ピンまで残り180ヤード強を「緩めてしまった」と悔いの残るショットでグリーンオーバーさせ寄せきれずにパー止まり。14番ではバーディパットがカップの淵をなめてパー。15番もイーグルチャンスを決めきれずにバーディ止まりと今ひとつ噛み合わず、その隙にアダム・スコット(豪)や勝ったチャール・シュワーツェル(南ア)らがバーディ攻勢をかけ、タイガーを飛び越し先を行く展開となった。

 最終日のスコアは5アンダー67。決して悪いわけではないが、寄るはずもないところからチップインバーディを奪ったり、90度近く曲がるラインを絶妙のタッチでねじ込んだりといった全盛期のスーパープレーは影を潜め、短いパットでも「タイガー、大丈夫か?」と思わせる不安定さを漂わせていた。4日間の通算スコアは10アンダー。順位は首位に4打差で前年と同じ4位タイ。

「後半、普通にやれば簡単に3つか4つ伸ばせていたのに」と、チャージが不発に終わって悔しがったが「ショットは1週間を通して良かった。フィーリングはとても良い」と復活を感じさせるコメントも口にしたタイガー。果たして復活Vはいつになるのか、ファンならずとも気になるところだ。

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