海外男子
タイガーのひとり舞台、米賞金王レースを振り返る
2007年12月22日(土)午前11:35
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先のターゲット・ワールド・チャレンジで10週間のブランクをものともせず、世界の精鋭15人を完膚なきまでに叩きのめし、優勝を飾ったタイガー・ウッズ(米)。その戦いぶりは、07年米男子ツアーでのタイガーの活躍を象徴していた。
タイガー本人が「公私ともに最高の1年」と表した07年。16試合に出場し優勝7回、ベスト10入り12回、1,086万7,052ドル(約12億3,000万円)を獲得し文句なしで3年連続8度目の賞金王に輝いた。
初戦となったビュイック招待でいきなり優勝。マスターズで2位タイ、全米オープンでも2位タイと、ビッグトーナメントで軒並み好成績を残したタイガーは、女子のロレーナ・オチョア(メキシコ)と同様、シーズン半ばにして他の選手の追撃の及ばぬ高みへと上り詰めた。圧巻は8月から9月にかけて全米プロゴルフ選手権でのメジャータイトルを含む4勝の快進撃。最終戦のザ・ツアー選手権にもきっちり勝ち、“父親”となった最高のシーズンを締めくくった。
同ランク2位は581万9,988ドル(約6億5,800万円)を稼いだフィル・ミケルソン(米)がつけ、3位にビジェイ・シン(フィジー)、4位に今季復活を果たしたスティーブ・ストリッカー(米)が食い込んだ。そして特筆すべきが韓国出身のプレーヤーとして、初の賞金ランクトップ5入りを果たした崔京周の存在だ。
今シーズンの崔はアマチュア時代から憧れていたジャック・ニクラウス(米)がホストを務めるメモリアル・トーナメントで優勝を飾ると、タイガー招待的な色合いの濃いAT&Tナショナル、記念すべき第1回大会で優勝。トップ10入り7回を数え、458万7,859ドル(約5億2,000万円)を稼いで自己最高の5位にランクイン。これまで女子に圧倒されていた韓国勢だが、07年の崔の快挙はアジア人の先駆けとして後輩に道を開いた功績は大きく、日本人選手にも「やればできる」というお手本を示してくれた。
今の調子を見る限り、来季の賞金レースもタイガーを中心に回ることはまず間違いない。今月30日に32歳の誕生日を迎えるタイガーには、ニクラウスの持つメジャー最多優勝(18勝、現在タイガーは13勝)を目指す自らへの挑戦が続く。
タイガー本人が「公私ともに最高の1年」と表した07年。16試合に出場し優勝7回、ベスト10入り12回、1,086万7,052ドル(約12億3,000万円)を獲得し文句なしで3年連続8度目の賞金王に輝いた。
初戦となったビュイック招待でいきなり優勝。マスターズで2位タイ、全米オープンでも2位タイと、ビッグトーナメントで軒並み好成績を残したタイガーは、女子のロレーナ・オチョア(メキシコ)と同様、シーズン半ばにして他の選手の追撃の及ばぬ高みへと上り詰めた。圧巻は8月から9月にかけて全米プロゴルフ選手権でのメジャータイトルを含む4勝の快進撃。最終戦のザ・ツアー選手権にもきっちり勝ち、“父親”となった最高のシーズンを締めくくった。
同ランク2位は581万9,988ドル(約6億5,800万円)を稼いだフィル・ミケルソン(米)がつけ、3位にビジェイ・シン(フィジー)、4位に今季復活を果たしたスティーブ・ストリッカー(米)が食い込んだ。そして特筆すべきが韓国出身のプレーヤーとして、初の賞金ランクトップ5入りを果たした崔京周の存在だ。
今シーズンの崔はアマチュア時代から憧れていたジャック・ニクラウス(米)がホストを務めるメモリアル・トーナメントで優勝を飾ると、タイガー招待的な色合いの濃いAT&Tナショナル、記念すべき第1回大会で優勝。トップ10入り7回を数え、458万7,859ドル(約5億2,000万円)を稼いで自己最高の5位にランクイン。これまで女子に圧倒されていた韓国勢だが、07年の崔の快挙はアジア人の先駆けとして後輩に道を開いた功績は大きく、日本人選手にも「やればできる」というお手本を示してくれた。
今の調子を見る限り、来季の賞金レースもタイガーを中心に回ることはまず間違いない。今月30日に32歳の誕生日を迎えるタイガーには、ニクラウスの持つメジャー最多優勝(18勝、現在タイガーは13勝)を目指す自らへの挑戦が続く。