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R.ファウラー『64』で首位タイ浮上! タイガー36位タイ後退

2011年8月6日(土)午前10:22

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 上位のスコアが伸び悩む中、念願のツアー初優勝を狙うリッキー・ファウラー(米)がベストスコアをマークし、首位タイグループに浮上した。

 今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権の前哨戦であり、世界のトッププレーヤーたちが激突する米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待(オハイオ州、ファイアーストーンCC)は現地時間5日、第2ラウンドの競技を終了。この日1イーグル、8バーディ(4ボギー)の猛攻を見せたファウラーが6アンダー64で回り、通算8アンダーまでスコアを伸ばして初日のトーナメントリーダー、アダム・スコット(豪)、キーガン・ブラッドリー(米)、ライアン・ムーア(米)とともに首位タイグループを形成した。ツアー初Vを目指すファウラーが週末に向け絶好のポジションを確保している。

 首位に1打差の5位タイにファウラーと同世代のライバル、ジェイソン・デイ(豪)、マーティン・レアード(スコットランド)、ロバート・カールソン(スウェーデン)が続き、通算6アンダー8位タイにブラント・スネデカー(米)とフレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)の2人が続いた。

 この日10番スタートのファウラーは序盤の3連続バーディで波乗り、やや浮き沈みの激しいラウンドながらもリーダーボードを駆け上がり「今日は本当に楽しいラウンドだった。4つボギーを叩いているし、ミスはかなりあったけれど、ポジティブな面もたくさんあった。とにかくパットが入ってくれたので週末に楽しみな材料が増えた」と納得のコメント。一昨年にツアーデビューした途端、いきなり2戦目でプレーオフに進出して注目を集め、昨季は未勝利ながら新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)に輝いたアメリカ期待の星に、強豪が揃うビッグイベントで“持っている”ところを見せつけてもらいたい。

 一方、復帰戦を戦う注目のタイガー・ウッズ(米)は短いパットを外す場面が目立ち1オーバー71とスコアを1つ落とし、通算1アンダーで初日の18位タイから36位タイに後退。しかし本人は「距離感が少し合わなかったけれど、ショットの精度は上がっている。数字以上に内容は良い」と明日以降の巻き返しに意欲を見せた。

 日本勢は石川遼が1イーグル、2バーディ、2ボギーの2アンダー68で回り、前日から3ランクアップの10位タイの好位置に浮上。しかし、初日出遅れた池田勇太は我慢のゴルフを強いられスコアを2つ落とし、通算6オーバー72位タイで2日間の競技を終えている。

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