国内男子
ベ・サンムンがメジャー初制覇! 佐藤は9年ぶりV逃し3位、遼18位タイ
2011年10月16日(日)午後7:00
国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権競技は16日、千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。“ゴルファー日本一”決定戦は、イーブンパー71で回ったベ・サンムン(韓)と、1アンダー70でラウンドした久保谷健一が通算2アンダーで並び、同大会では2009年以来のプレーオフに突入。1ホール目でパーをセーブしたベ・サンムンが今季3勝目を挙げると共にメジャー初制覇を果たした。9年ぶりの復活優勝を目指した前日単独トップの佐藤信人は、5つスコアを落としてプレーオフに1打及ばず、単独3位に終わっている。また、石川遼はスコアを伸ばせず通算6オーバー18位タイで終戦した。
優勝の行方がプレーオフまでもつれる大激戦となった最終日。最終組の佐藤とネベン・ベーシック(豪)がスコアを落としていく中、優勝戦線に浮上したのが単独3位からスタートした目下賞金ランク1位のベ・サンムンと、前週優勝している前日4位タイの久保谷だ。お互い前半は1アンダーで回り、トップとの差を詰めていく。
後半に入ると、久保谷が12番のバーディで通算2アンダーとし首位の佐藤に並ぶ。一方、首位を1打差で追いかけるベ・サンムンは、14番パー5で見事なセカンドショットを披露し、イーグルを奪って一気に単独トップに。しかし、続く15番でボギーを叩き3人が通算2アンダーで首位に並ぶ。そして佐藤が17番でボギーを叩き一歩後退すると、ベ・サンムンと久保谷は最終ホールを共にパーとして、決着はプレーオフへ。
18番パー4で行われたサドンデス1ホール目。久保谷がティーショットを左に曲げて3オンとする一方で、ベ・サンムンは安定したプレーで2オンさせる。そして、パーパットを外した久保谷に対して、ベ・サンムンはしっかりパーパットを決めて日本最高峰の舞台で勝利をつかんだ。
この結果、昨年優勝した金庚泰(韓)に続き、韓国勢の連覇となった。なお、優勝賞金4,000万円を獲得したベ・サンムンは今季獲得賞金1億円を突破(1億2,752万6,280円)し、2位の石川(7,779万5,728円)との差を約5,000万円に引き離している。
その賞金ランキング2位の石川遼は27位タイからスタートしたこの日、2番でバーディを先行させるも3番、4番で連続ボギー、さらに6番でもボギーを叩いて失速。それでも前半最後の9番でバーディを奪うと、12番、14番でもバーディを奪取し、中盤で3つスコアを伸ばして見せ場を作った。その後16番でボギーを叩いてイーブンパー71でホールアウト。通算6オーバーで平塚哲二、武藤俊憲らと並び18位タイで4日間の競技を終えた。
また、2002年以来の復活Vに王手をかけていた佐藤信人だが、9年ぶりとなる優勝へのプレッシャーがのしかかったのか、思うようにスコアメイクができなかった。序盤の3番でボギーを叩くと、7番でもボギー。2オーバーで折り返した後半も、出だしの10番でダブルボギーを叩いて後続に追いつかれる。それでも一時はベ・サンムンに単独トップを譲りながらも、16番終了時にはトップタイに立っていたが、17番のボギーで一歩後退。最終ホールでもバーディパットを外して万事休す。通算1アンダーの単独3位で終わり、メジャー4勝目を逃している。
その他、前日単独2位のベーシックが通算イーブンパーで単独4位、さらに1打差の単独5位に手嶋多一が続いた。27位タイからスタートした池田勇太は、2オーバー73で回り通算8オーバー25位タイ。注目のアマチュア松山英樹は、イーブンパー71にスコアをまとめ、通算13オーバー44位タイで終戦した。
優勝の行方がプレーオフまでもつれる大激戦となった最終日。最終組の佐藤とネベン・ベーシック(豪)がスコアを落としていく中、優勝戦線に浮上したのが単独3位からスタートした目下賞金ランク1位のベ・サンムンと、前週優勝している前日4位タイの久保谷だ。お互い前半は1アンダーで回り、トップとの差を詰めていく。
後半に入ると、久保谷が12番のバーディで通算2アンダーとし首位の佐藤に並ぶ。一方、首位を1打差で追いかけるベ・サンムンは、14番パー5で見事なセカンドショットを披露し、イーグルを奪って一気に単独トップに。しかし、続く15番でボギーを叩き3人が通算2アンダーで首位に並ぶ。そして佐藤が17番でボギーを叩き一歩後退すると、ベ・サンムンと久保谷は最終ホールを共にパーとして、決着はプレーオフへ。
18番パー4で行われたサドンデス1ホール目。久保谷がティーショットを左に曲げて3オンとする一方で、ベ・サンムンは安定したプレーで2オンさせる。そして、パーパットを外した久保谷に対して、ベ・サンムンはしっかりパーパットを決めて日本最高峰の舞台で勝利をつかんだ。
この結果、昨年優勝した金庚泰(韓)に続き、韓国勢の連覇となった。なお、優勝賞金4,000万円を獲得したベ・サンムンは今季獲得賞金1億円を突破(1億2,752万6,280円)し、2位の石川(7,779万5,728円)との差を約5,000万円に引き離している。
その賞金ランキング2位の石川遼は27位タイからスタートしたこの日、2番でバーディを先行させるも3番、4番で連続ボギー、さらに6番でもボギーを叩いて失速。それでも前半最後の9番でバーディを奪うと、12番、14番でもバーディを奪取し、中盤で3つスコアを伸ばして見せ場を作った。その後16番でボギーを叩いてイーブンパー71でホールアウト。通算6オーバーで平塚哲二、武藤俊憲らと並び18位タイで4日間の競技を終えた。
また、2002年以来の復活Vに王手をかけていた佐藤信人だが、9年ぶりとなる優勝へのプレッシャーがのしかかったのか、思うようにスコアメイクができなかった。序盤の3番でボギーを叩くと、7番でもボギー。2オーバーで折り返した後半も、出だしの10番でダブルボギーを叩いて後続に追いつかれる。それでも一時はベ・サンムンに単独トップを譲りながらも、16番終了時にはトップタイに立っていたが、17番のボギーで一歩後退。最終ホールでもバーディパットを外して万事休す。通算1アンダーの単独3位で終わり、メジャー4勝目を逃している。
その他、前日単独2位のベーシックが通算イーブンパーで単独4位、さらに1打差の単独5位に手嶋多一が続いた。27位タイからスタートした池田勇太は、2オーバー73で回り通算8オーバー25位タイ。注目のアマチュア松山英樹は、イーブンパー71にスコアをまとめ、通算13オーバー44位タイで終戦した。