全英アジア地区最終予選、松山は本戦切符獲得ならず…
2012年3月3日(土)午後2:02
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世界最古のトーナメント、全英オープン(現地時間7月19?22日/英国、ロイヤルリザム&セントアンズGC)への出場権をかけたアジア地区最終予選は現地時間2日、タイのアマタスプリングCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。注目の松山英樹は上がり3ホールでまさかの6オーバーと崩れ、出場権を逃した。
途中、雷雨で約2時間中断する難しいコンディションの中、首位に1打差3位タイからスタートした松山は出だしから快調だった。2番から3連続バーディを奪う最高のスタートを切ると、7番からも再び3連続バーディを奪取して一気に首位に躍り出た。
ところが、バックナインに入って様子がおかしくなる。12番で今大会初のボギーを叩くと、16番でダブルボギー。さらに続く17番もボギーとしたが、それでもまだ通算5アンダーで本戦出場の可能性は残されていた。しかし松山は悪い流れを断ち切ることができず、最終18番でまさかのトリプルボギーを叩いて1オーバー73でホールアウト。上がり3ホールで6つスコアを落とした松山は通算2アンダー10位タイまで後退し、本戦出場権を獲得できる上位4人に入ることはできなかった。
一方、松山と同じ3位タイからスタートした市原弘大は、2日連続の3アンダー69をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし単独3位で本戦行きの切符を獲得した。市原は、昨季大会5位で惜しくも本戦出場を逃しているだけに、見事リベンジを果たしている。
他の日本勢は、矢野東が通算イーブンパー18位タイ、岩田寛、すし石垣が通算4オーバー32位タイ、宮里優作が通算5オーバー39位タイ、諸藤将次、伊佐専録が通算6オーバー41位タイ、塚田好宣が通算9オーバー47位タイ、片岡大育、アマチュアの伊藤誠道が通算10オーバー49位タイ、谷昭範が通算11オーバー52位タイで大会を終えている。
なお、市原の他に通算9アンダーのアニルバン・ラヒリ(インド)、通算7アンダーのプラヤド・マークセン(タイ)、通算4アンダーの3人プレーオフを制したマーダン・ママット(シンガポール)の3人が本戦出場権を獲得している。