L.ドナルド1回戦敗退… タイガーは辛勝で2回戦へ!
2012年2月23日(木)午後1:11
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世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季初戦、アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州、ザ・リッツ-カールトンGC)が現地時間22日に開幕。トップシードのルーク・ドナルド(英)が、不振続きで繰り上がりで出場権を獲得したアーニー・エルス(南ア)に大差で敗北するという、マッチプレーらしい大番狂わせが起きた。
ドナルドとエルスが顔を合わせた注目の1回戦は、3番でドナルドがティーショットを池に入れてギブアップした辺りから怪しいムードが漂っていた。ドナルドは7番のバーディで何とか一度は追いついたが、8番、9番を連続で取られて2ダウンに。さらに11番、12番で連続ボギーを叩き、残り6ホールで4ダウンという窮地に陥った。そして迎えた14番、ドナルドがパーをキープしたの対し、エルスはバーディを奪取し勝負あり。ドナルドは、かつてマッチプレーで圧倒的な強さを誇ったエルスの前に5アンド4で敗れ、1回戦で姿を消している。
勝利したエルスは、メジャー3勝の実績を持ちながらもここ数年は不振続き。今季のマスターズ(現地時間4月5?8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場権は未だに獲得しておらず、今大会で上位に食い込んで世界ランク50位以内に入ろうと、2回戦以降も必死の戦いを続けることになる。
また、大会を過去3度制しているタイガー・ウッズ(米)は、大会前のインタビューで「タイガーは倒せる」と大口を叩いたゴンザロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)と激突。最初の2ホールで2ダウンと先手を取られたが、ここから粘りと力技を披露した。
タイガーは5番と7番をものにしてオールスクエアに戻すと、8番のバーディで1アップとする。その後、10番のボギーと11番のダブルボギーで再び1ダウンとなったが、マッチプレー巧者のタイガーは慌てない。15番のバーディでオールスクエアに戻し、16番で相手のボギーに助けられ1アップとすると、17番、18番できっちりパーをセーブして勝利を決めた。
日本勢で唯一出場している石川遼は、昨季のフェデックスカップ王者で先週のノーザン・トラスト・オープンで優勝したビル・ハース(米)に逆転勝利。ビッグネームを倒し1回戦突破を果たしている。
その他、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、リー・ウェストウッド(英)、マーティン・カイマー(独)ら世界ランク上位勢に加え、チャール・シュワーツェル(南ア)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、キーガン・ブラッドリー(米)、ベ・サンムン(韓)らが揃って2回戦に進出。一方、レティーフ・グーセン(南ア)、リッキー・ファウラー(米)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ウェブ・シンプソン(米)らは1回戦で敗退している。