海外男子
F.カプルス、単独トップ! タイガー7位タイ
2010年4月9日(金)午後0:12
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ゴルフ界の “帝王” ジャック・ニクラウス(米)が初めてオナラリースターターとして登場し、かつて一時代を築いたアーノルド・パーマー(米)と共に幕を開けた米男子ツアーの今季メジャー初戦、第74回 マスターズ(ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC)。現地時間8日に第1ラウンドの競技が終了し、単独トップに立ったのは1992年のマスターズ王者フレッド・カプルス(米)だった。
青空の下で開幕した初日は、強風に加え途中から雨も降り始める難コンディション。そんな中、50歳を迎え今季から参戦している米チャンピオンズツアーで4戦3勝と絶好調のカプルスは、安定感抜群のドライバーショットとパッティングを武器にオーガスタを完全に攻略した。1番、2番で連続バーディスタートを切ると、5番で唯一のボギーを叩くも終始安定したプレーでリーダーボードをどんどん上昇。そして首位タイで迎えた17番、パトロンたちの大喝采の中でおよそ3メートルのバーディパットを沈めると、実力者がひしめく上位陣からただ一人抜け出し6アンダー66でトーナメントをリードした。
この日マスターズで自身のベストスコアを更新したカプルスは、「全てがうまくいった。10番でひどいフックが出たが、よくリカバリーできたね。火曜日に若手とプレーして色々質問されたけれど、僕はコースをよく知っている。だからミスをしてもどうしたらいいか分かっているよ」とベテランらしく経験を生かしている様子。「いいプレーをすれば60台が出るのは分かっていたけれど、今日はよくかみ合ってくれた」と満面の笑みを見せ、18年ぶり2度目のグリーンジャケット獲得を淡々と狙っている。
一方、首位と1打差の2位タイには、昨年の全英オープンでプレーオフの末に敗れた60歳のトム・ワトソン(米)に加え、マスターズ2勝を誇るフィル・ミケルソン(米)、昨年の全米プロゴルフ選手権でアジア人初のメジャー優勝を飾ったY・E・ヤン(韓)、リー・ウェストウッド(英)、崔京周(韓)の実力者がずらり。さらに4アンダー68の7位タイからタイガー・ウッズ(米)が追走している。
不倫騒動による出場自粛から昨年11月以来のツアー復帰を果たしたタイガー。注目が集まった初日のプレーは、3番で初バーディを奪うも7番のボギーでイーブンに。しかし直後の8番パー5でイーグル奪取に成功すると、15番パー5でもイーグルをマーク。マスターズで自身初の1ラウンド2イーグルの記録を達成し、リーダーボードを駆け上がった。しかし、約4か月のブランクからかミスショットも数回あり、ショット後にアイアンを投げ捨てる場面も。ただ、スロースターターのタイガーにしては初日で首位と2打差の7位タイは絶好の位置。2日目以降の “タイガー・チャージ” に期待が持てる結果となった。
今季2勝で賞金ランキング1位のアーニー・エルス(南ア)は、1アンダー71で22位タイと静かなスタート。日本勢では、初出場の池田勇太が2アンダー70で回り17位タイと健闘。石川遼もイーブンパー72でホールアウトし32位タイにつけたが、昨年単独4位の片山晋呉はグリーン上で苦しみ、3オーバー75の63位タイと出遅れている。
青空の下で開幕した初日は、強風に加え途中から雨も降り始める難コンディション。そんな中、50歳を迎え今季から参戦している米チャンピオンズツアーで4戦3勝と絶好調のカプルスは、安定感抜群のドライバーショットとパッティングを武器にオーガスタを完全に攻略した。1番、2番で連続バーディスタートを切ると、5番で唯一のボギーを叩くも終始安定したプレーでリーダーボードをどんどん上昇。そして首位タイで迎えた17番、パトロンたちの大喝采の中でおよそ3メートルのバーディパットを沈めると、実力者がひしめく上位陣からただ一人抜け出し6アンダー66でトーナメントをリードした。
この日マスターズで自身のベストスコアを更新したカプルスは、「全てがうまくいった。10番でひどいフックが出たが、よくリカバリーできたね。火曜日に若手とプレーして色々質問されたけれど、僕はコースをよく知っている。だからミスをしてもどうしたらいいか分かっているよ」とベテランらしく経験を生かしている様子。「いいプレーをすれば60台が出るのは分かっていたけれど、今日はよくかみ合ってくれた」と満面の笑みを見せ、18年ぶり2度目のグリーンジャケット獲得を淡々と狙っている。
一方、首位と1打差の2位タイには、昨年の全英オープンでプレーオフの末に敗れた60歳のトム・ワトソン(米)に加え、マスターズ2勝を誇るフィル・ミケルソン(米)、昨年の全米プロゴルフ選手権でアジア人初のメジャー優勝を飾ったY・E・ヤン(韓)、リー・ウェストウッド(英)、崔京周(韓)の実力者がずらり。さらに4アンダー68の7位タイからタイガー・ウッズ(米)が追走している。
不倫騒動による出場自粛から昨年11月以来のツアー復帰を果たしたタイガー。注目が集まった初日のプレーは、3番で初バーディを奪うも7番のボギーでイーブンに。しかし直後の8番パー5でイーグル奪取に成功すると、15番パー5でもイーグルをマーク。マスターズで自身初の1ラウンド2イーグルの記録を達成し、リーダーボードを駆け上がった。しかし、約4か月のブランクからかミスショットも数回あり、ショット後にアイアンを投げ捨てる場面も。ただ、スロースターターのタイガーにしては初日で首位と2打差の7位タイは絶好の位置。2日目以降の “タイガー・チャージ” に期待が持てる結果となった。
今季2勝で賞金ランキング1位のアーニー・エルス(南ア)は、1アンダー71で22位タイと静かなスタート。日本勢では、初出場の池田勇太が2アンダー70で回り17位タイと健闘。石川遼もイーブンパー72でホールアウトし32位タイにつけたが、昨年単独4位の片山晋呉はグリーン上で苦しみ、3オーバー75の63位タイと出遅れている。