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海外男子

?2008 全米オープン? 手負いの虎がプレーオフで劇的勝利!

2008年12月26日(金)午前11:50

 08年の全米オープン(現地時間6月12?16日)ほどタイガー・ウッズ(米)のカリスマ性を強く印象づけたトーナメントはなかったかもしれない。

 マスターズで2位になった直後の4月。持病ともいえる左ひざの手術を受けたタイガーにとって、この大会が約2か月ぶりの試合出場。出身地でもあるカリフォルニアで60年ぶりに行われるメジャーの舞台は、目下タイガーが4連覇中のビュイック招待のコースとしても知られるトリーパインズGC。予選ラウンドからタイガー vs. フィル・ミケルソン(米)の世紀の対決にわいたが、第1ラウンドは出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩くなど1オーバー72で19位タイ発進。試合勘が戻っていない様子が心配された。

 しかし2日目には3アンダー68と本領を発揮し、首位のスチュアート・アップルビー(豪)に1打差の2位タイの好位置に浮上。3日目で周囲の期待通り単独首位に立ち、このまま順調に逃げ切るかと思われた。

 しかし思わぬ誤算がタイガーを襲う。ドクターストップが出かねないほど、左ひざの状態が悪化。最終日はドライバーを打つたび表情をしかめる状態となり、先に通算1アンダーでホールアウトしていた40代のロッコ・メディエート(米)を追いかける展開に。しかしそこはタイガー。最終18番で約3.5メートルの難しいバーディパットを気合いでねじ込み、激しいガッツポーズを見せプレーオフ進出の権利を手に入れた。

 翌日メディエートと18ホールに渡る死闘を演じたが、それでも勝負はつかず、決着はサドンデスのエクストラホールへ突入。最後はメディエートがボギーを叩き、タイガーがトリプルグランドスラム(すべてのメジャーで3勝以上を挙げる)を達成した。

 試合後「ロッコ(メディエート)が素晴らしいプレーを見せてくれた。自分も応戦したけれど、18ホールじゃ決着をつけられなかった。本当にリアルを超えた素晴らしい体験だった。コースもファンもすべてが最高だった」と語ったタイガー。しかしこの死闘で酷使した左ひざが致命傷となり、タイガーはシーズン後半を棒に振ることに。手痛い代償を払ったが、彼が見せた奇跡的なプレーの数々は今後のゴルフシーンに燦然と輝き続けることだろう。

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