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国内男子

今野、4年ぶりの復活V! 石川は賞金ランク首位浮上

2009年11月15日(日)午後5:21

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 国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋クラブ 御殿場コース)は15日、日没順延となっていた第3ラウンドの残りと最終ラウンドを終了。第3ラウンドが終わった時点でトップに立っていた今野康晴は1オーバー73とスコアを崩したものの、通算13アンダーで2位タイの久保谷健一とハン・リー(米)の2人を2打差で振り切り、2005年以来およそ4年ぶりのツアー7勝目を飾った。

 マネーキングレースは、終盤の猛チャージで通算10アンダー4位タイに入った石川遼が660万円を加算し、賞金ランキング首位へ浮上。通算イーブンパー45位タイに終わった池田勇太は、同ランキング2位へ後退している。

 2002年、05年に年間マルチ勝利を記録した実力者が復活の狼煙を上げた。1999年の初勝利から2005年までに6勝を記録した今野だったが、最後に優勝したサントリーオープンの翌週に行われたANAオープンで初のプレーオフ負けを喫したのをきっかけに、徐々に歯車が狂っていった。優勝を目前にしながら惜敗が続き、プレーオフでは今年10月の日本オープンを含め6戦全敗。この日も14番までに2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーとスコアを落とす嫌な流れとなっていた。

 そんな苦しい状況を今野はこれまで培った経験と技で断ち切った。17番パー3ではティーショットがバンカーにつかまるピンチをナイスリカバリーで凌ぐと、最終18番パー5でもバンカーからの3打目をグリーンオン。ウィニングパットを決めて、なんとか逃げ切った。「本当にうれしい。また追い上げられていたから、プレーオフにならずに勝てて良かったです」と安堵の表情を見せた今野。昨季大会もプレーオフで片山晋呉に敗れていただけに、1年越しのリベンジを見事に達成した。

 その他、日本オープン覇者の小田龍一が通算9アンダーで鈴木亨らと並び6位タイ。スポット参戦の今田竜二は通算8アンダー10位タイでフィニッシュした。

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