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国内男子

ツアー参戦2年目のK.バーンズが初優勝! アマ伊藤は高校生Vお預け

2011年9月18日(日)午後5:49

 国内男子ツアーのANAオープンゴルフトーナメントは18日、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位タイでスタートしたカート・バーンズ(豪)が4バーディ、3ボギーの1アンダー71で回り、通算13アンダーで逃げ切って日本ツアー参戦2年目で初優勝を飾った。一方、石川遼に次ぐ2人目の高校生Vを狙った16歳のアマチュア伊藤誠道は、バーンズと同じくトップタイからのスタートだったが、雨が強く降る中で2オーバー74と崩れて通算10アンダーの単独6位に終わった。

 朝方からの雨で難コンディションとなった最終日。前日首位タイに浮上した30歳のバーンズは、出だし1番をバーディとして幸先の良いの滑り出しを見せると、5番でもバーディを奪って通算14アンダーまでスコアを伸ばす。しかし、ここから8番、10番でボギーを叩いて同じ最終組を回った小田孔明に並ばれる。それでも12番、16番でバーディを奪って後続を突き放すと、最終18番でヒヤリとする場面こそあったものの、小田孔明や片山晋呉らの追撃を凌ぎ切ってツアー初Vを達成した。

 アマチュア選手として初めて首位で最終日を迎えた伊藤は、この日は雨の中でショットの精彩を欠きスコアメイクに苦しむ。4番でボギーを先行させると、8番のボギーで優勝争いから一歩後退。10番でバーディを奪って巻き返しを期待させたが、15番のボギーで首位のバーンズと3打差に。結局その後はスコアを伸ばすことが出来ず、通算10アンダーでフィニッシュ。2007年5月のマンシングウェアオープンKSBカップで優勝を飾った石川以来となる高校生優勝はお預けとなったが、同ツアー自己最高の単独6位に入ると共に日本のゴルフファンにその名を深く刻んだ。

 首位と6打差の13位タイから逆転での大会連覇を狙った池田勇太はこの日、2つスコアを伸ばして迎えた後半、12番、13番で連続バーディを奪って優勝争いに食い込めるかと思われたが、続く14番をボギーとして後退。16番でバーディを奪い返すも17番で再びボギーを叩いて3アンダー69でホールアウトし、通算9アンダー7位タイ止まり。前週予選落ちに終わったTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Woodに続き2週連続で大会連覇を逃している。

 その他上位陣は、首位と1打差の2位タイに最終ホールまで優勝を争った小田孔明、猛追を見せた近藤共弘、片山の3人が続き、さらに1打差の単独5位にこの日のベストスコア8アンダー64をマークしたH・T・キム(韓)が入っている。

 また、賞金ランク2位の金庚泰(韓)は1アンダー71で回り、河井博大、松村道央と並んで通算6アンダーの18位タイ、前週優勝のドンファン(韓)は通算4アンダー24位タイ、ベテランの藤田寛之は通算1アンダー41位タイで4日間の競技を終えた。

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