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海外男子

タイガー、最終ラウンドの自己ベスト『62』で2位タイ!

2012年3月5日(月)午後0:16

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 降雨のため途中2時間ほど中断を挟んだ米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシック最終ラウンド(現地時間4日/フロリダ州、PGAナショナルGCチャンピオンC)。ツアー屈指の難コースで、タイガー・ウッズ(米)が最終日のキャリアベスト『62』の猛チャージを披露しギャラリーを魅了した。

 前日首位と9打差の18位タイに甘んじながら「明日は風向きが変わる。序盤に良いスタートを切れれば最後まで何が起きるかわからない」と予言めいたことを口にしていたタイガーは、その言葉通り3番パー5でロングパットをねじ込みイーグルを奪う先制パンチ。その後も好調なショットにパットが噛み合い5番、7番、11番で次々バーディを奪うと、マキロイに一時1ストローク差まで迫ってプレッシャーをかけた。

 さらに終盤、池絡みの難しい17番パー3で絶妙なタッチのバーディを奪うと、最終18番ではセカンドショットをグリーン右の池ぎりぎりに落としピン真横のイーグルチャンスへ。そのパットも難なく沈め久々に盛大なガッツポーズ。最終日のキャリアベストである8アンダー62と爆発し、通算10アンダーまでスコアを伸ばして復活を実感させる2位タイで4日間の競技を締めくくった。

「日々、パズルのピースを組み合わせているところだ。だんだん完成形に近づいている。今日は素晴らしいラウンドだった」とタイガー。キャディを務めるジョー・ラカバ氏が「ショットは今週ずっと素晴らしかったけど、今日は異次元だったよ。すべてのショットは彼が意図した通りだった。ちょっとフック、ちょっとフェード、全部望み通りだったね」と雇い主の完全復活を確信する発言をすれば、一緒の組で回ったアーニー・エルス(南ア)も「古き良きタイガーのお帰りだ。僕がずっと抜かしたくても抜かせず2位に甘んじ続けた相手、その強いタイガーが戻ってきた。見た限り今日は1日を通してミスらしいミスは一度もなかったよ」とライバルを賞賛していた。

 奇しくも優勝したマキロイが世界ランク1位浮上を確定させ、“マキロイ時代”の到来といわれる中、強いタイガーが帰って来てくれたことは、ファンにとっても朗報だ。

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