（写真提供：JGTO）

「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」にアメリカPGAツアーを主戦場とする今田竜二が主催者推薦で出場している。

先週の「ISPSハンダグローバルカップ」では3オーバーで予選敗退を喫した今田だが、今大会は初日2アンダーの32位タイで終えると、二日目に8バーディ、4ボギー「68」をマークし11位タイで決勝ラウンドへ進出。

今田と言えば、PGAツアーへの道を切り開いた先駆者の一人と言っても過言ではない。

昨年6月の「ザ・メモリアルトーナメント」でPGAツアー初優勝を果たした松山英樹。その松山の前、2008年「AT&Tクラシック」でPGAツアー優勝を成し遂げた日本人史上3人目のプレーヤーが今田竜二だ。

14歳で単身渡米し、フロリダのゴルフアカデミーへゴルフ留学。その後、ババ・ワトソンらと同じジョージア大学へ進学。学生時代は全米アマチュアランキングでタイガー・ウッズに次ぐ2位にもなり、二人は凌ぎを削っていた。

「PGAツアーで優勝すること、マスターズに出場することが目標だった」という今田は、2012年にPGAツアーシードを失った際にこのように心境を語っていた。

今田「PGAツアーのシード権を落としてどの試合に出れるかも分からない状態で、正直、結構自分でも悩んでいる。それだったらいっそのこと辞めてしまおうかなとと思ったこともある。マスターズに出場すること、PGAツアーで優勝すること・・・自分がゴルフでしたいことは達成できた。今ゴルフをやめても後悔することは無いと思う。でも今辞めてこれからの人生どうするか？って考えた時に、僕にはゴルフしかないとも思う・・・」

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あれから2年、今田はアメリカでの戦いを諦めることなく、PGAツアーと下部ツアーの両方に参戦している。

昨年末、ゴルフネットワークの特別番組に出演した再には今年の目標について、「自分は大きな目標を立てるのが苦手。自分がやらないといけないことはわかってるし、目標はあえて言うものでもない。PGAツアーで良い成績を残して、PGAツアーに戻りたい。」とゴルフへの貪欲な姿勢を見せていた。

昨年末にゴルフネットワークの特別番組で胸中を語る今田竜二

今季はPGAツアー3試合、下部ツアー2試合に出場していずれも予選落ちと苦しいシーズンが続いている。

2012年に「僕にはゴルフしかないとも思う・・・」と語っていた今田にとって、日本ツアーで好成績を残せば新たな道が開ける可能性もある。世界屈指の強豪が集うアメリカという厳しい環境で8年間シードを守り、“PGAツアー優勝"という快挙も成し遂げた今田が決勝ラウンドでどんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。大会3日目は藤田　寛之、冨山　聡らとのペアリングで9時30分にティーオフ。

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実力者が勢揃い！セガサミーカップ決勝ラウンドはとことん1番ホール生中継

北の大地でリーダーボード上位に実力者たちが勢揃い！大会3日目は7/4（土）早朝7:30?10:30までとことん1番ホール生中継でお送りします。各選手の違いに注目しながら男子プロの豪快なスイング、そしてプロの技をぜひLIVEでお楽しみ下さい。

【大会3日目注目組】
08:20 宮里優作/宋永漢/今野康晴
08:50 岩田寛/片岡大育/黄重坤
09:20 池田勇太/李基相/永野竜太郎
09:30 今田竜二/藤田寛之/冨山聡
09:40 横田真一/古田幸希/A.ブランド
09:50 小平智/金庚泰/金亨成
10:00 小田孔明/今平周吾/J.B.パク

詳しい放送日程はこちら

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