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海外男子

ザ・プレジデンツカップ 白星が遠いタイガーと遼

2011年11月19日(土)午前11:46

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 米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が2年に1度、チーム戦で相見えるザ・プレジデンツカップ(豪州、ロイヤル・メルボルンGC)は現地時間18日に2日目の競技を終え、米国チームが7対5ポイント(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、負:0ポイント)で2ポイントのリードを守った。

「18番グリーンに水を撒いても、地表が硬過ぎて吸い込まない。これほど速いグリーンは世界でも例を見ない」と地元出身のインターナショナルチーム主将、グレッグ・ノーマン(豪)が驚くほどの難コンディション。2日目はその上強風が選手たちを苦しめたが、注目のタイガー・ウッズ(米)と日本勢唯一出場の石川遼もタフな条件に翻弄された。

 初日に続きアーニー・エルス(南ア)とのコンビでトップバッターを任された石川は、今年大ブレイクしたウェブ・シンプソン(米)&ブッバ・ワトソン(米)組に終始リードを許す苦しい展開。舞台のロイヤル・メルボルンGCで、コースレコードの12アンダー60をマークした実績を持つエルスの調子が今ひとつ上がらない中、健闘したものの3アンド1で惜敗を喫し2戦2敗と不本意な結果で2日目を終えた。

 3日目も石川はエルスとのコンビで午前中のフォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)マッチに登場するが、劣勢に立たされているチームのためにも早く1勝してポイントを稼ぎたいもの。昨年の米男子ツアー賞金王のマット・クーチャー(米)と、今年のフェデックスカップ王者ビル・ハース(米)の強豪ペア相手にどんな戦いを見せてくれるのか注目だ。

 一方、タイガーの2日目はダスティン・ジョンソン(米)とコンビを組み、アーロン・バデリー&ジェイソン・デイ(ともに豪)組と対戦。イーグルチャンスでロングパットがわずか数センチ足りなかったり、最終ホールであわやチップインバーディのナイスアプローチがカップに嫌われたりと、ツキがなくインターナショナルチームに1ダウンで惜敗。米国チームでまだポイントを獲得できず、2戦2敗を喫しているのはタイガーのみ。「風が本当に手強かった。信じられないほどタフなコンディションだった」と、真顔で嘆くタイガーのゴルフの調子は決して悪くなさそうだが、ここ1番の勝負勘は未だに戻っていないよう。残り2日、巻き返しはあるのだろうか?

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