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海外男子

No.1奪還狙うタイガー、「イライラ」9位タイ後退

2010年11月6日(土)午前9:40

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 世界ランクNo.1奪還を狙い「勝つためにここに来た」と豪語するタイガー・ウッズ(米)だが、大会2日目はスコアを伸ばせずイライラが募る展開となった。

 中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に開催されているWGC-HSBCチャンピオンズは現地時間5日、第2ラウンドの競技を終了。前週世界ランク1位に浮上したリー・ウェストウッド(英)をはじめ、2位のタイガー、3位のマーティン・カイマー(独)、4位のフィル・ミケルソン(米)まで、今大会で勝てばNo.1の座に就くチャンスがあるため“四つ巴”の戦いに世界中から熱視線が注がれている。

 しかし、約5年ぶりにNo.1から陥落したタイガーはこの日5バーディを奪いながら、同じ数だけボギーを叩く出入りの激しい内容でイーブンパー72と平凡なスコア。初日の6位タイから通算4アンダー9位タイに後退し、単独首位のフランセスコ・モリナリ(伊)とは5打差とリードを広げられてしまった。

 最終18番ではティーショットを大きく左に曲げると、ドライバーを手から離して地面に落ちたクラブを蹴りつけるという暴挙。自分に対する怒り、その感情を抑えきれないままグリーン上でも2メートル弱のバーディチャンスを外してしまう。「かなり苦しんだし、ラウンド中は本当にイライラした。ショットの調子が良くない上に3パットも数回あった。それに5度もカップに蹴られていたら勝負にならない。もっと悪いスコアになる可能性もあったけど、パッティング次第では好スコアをマークしていた可能性もある。同組のアーニー・エルスは難しいピンを果敢に攻めてスコアを伸ばした(7アンダー65で3位タイに浮上)。ああいうゴルフだって出来たのに…」と悔しさをにじませた。

 一方、世界ランクNo.1を守りたいウェストウッドは第2ラウンドを2アンダー70で回り、首位のモリナリに1打差の通算8アンダー単独2位と絶好のポジションをキープ。ディフェンディングチャンピオンのミケルソンはタイガーと同じく通算4アンダー9位タイ。カイマーは通算3アンダー18位タイから一発逆転を狙う。アジアを舞台にした“新ビッグ4”の熾烈なNo.1争い、週末は中国・上海がさらに熱くなりそうだ。

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