J.ローズ、H.ステンソンとの激闘を制し金メダル! 銅はM.クーチャー
2016年8月15日(月)午前4:04
リオデジャネイロ五輪の男子ゴルフ競技が現地時間14日、ブラジル・リオデジャネイロのオリンピックゴルフコースで最終ラウンドの競技を終了。ジャスティン・ローズ(英)が4アンダー67で回り、通算16アンダーで金メダルを手にした。
金メダルを巡る争いは、単独トップから出たローズと、1打差単独2位から出たヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の一騎打ちに。ローズが前半を4バーディ、1ボギーの3アンダーで折り返すと、ステンソンも負けじとノーボギーの3アンダーで回り、一進一退の展開となる。
全英覇者のステンソンは、後半出だしの10番でトップに並ぶと、再び1打ビハインドとなった16番パー4ではピンそばにピタリとつけるナイスショットでバーディを奪取。しかし、17番を共にパーとして迎えた最終18番でステンソンが3打目のアプローチを寄せきれなかったのに対し、ローズはしっかりと寄せてバーディを奪い激闘に決着。初日に五輪史上初のホールインワンも達成した36歳は、右手を突き上げて喜びを表した。
惜しくも優勝を逃したステンソンは、最終18番をボギーとして通算14アンダーで銀メダルを獲得。銅メダルには、8アンダー「63」と猛チャージをかけ通算13アンダーとしたマット・クーチャー(米)が輝いている。クーチャーは7位タイから出ると、前半をノーボギーの4アンダー、さらに後半出だしの10番パー5ではイーグルをマーク。終盤の15番、17番でもスコアを伸ばした。通算9アンダー単独4位には、トーマス・ピータース(ベルギー)が入っている。
世界ランキング6位のバッバ・ワトソン(米)は、1アンダー70と伸び悩んでセルヒオ・ガルシア(スペイン)、エミリアーノ・グリーヨ(アルゼンチン)と並んで8位タイ。パトリック・リード(米)は通算6アンダー11位タイ、前日「64」のリッキー・ファウラー(米)は3オーバー74で通算イーブンパー37位タイに終わっている。
日本勢は、26位タイから出た池田勇太が5番パー5でイーグルを奪うなど、1イーグル、3バーディ、3ボギーの2アンダー69で回り、通算3アンダー21位タイでフィニッシュ。一方、最下位からのスタートとなった片山晋呉は、前半で4つのバーディをマークし、3アンダーで折り返すと、後半も2つ伸ばして7バーディ、2ボギーの5アンダー66でホールアウト。最終日にしてようやくアンダーパーを記録して、通算8オーバー単独54位で大会を終えている。